- 特集 これがウチの子の作文?保護者がうなる「書くシステム」
- 丁寧さを積み重ねるシステム
- 「丁寧さ」は、子どもを諦めさせるまで繰り返す
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- 評論文を書くシステム
- 評論文は授業の反映、基礎力・応用力が求められる
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- 視写が作文に与える影響
- 視写数と日記の量から相関関係を考える
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- 暗唱が作文に与える影響
- 暗唱でみるみるうちに作文が書けるようになる
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- 向山型「楽しい作文」システム「窓の外をながめていました」
- 教師の度量が子どもの発想を引き出し、楽しい授業にする
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- 文を長く書くシステム「先生のすることを作文に」
- 自分の学級の作文を評定する眼力と並び替える力
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- 運動会の作文……ここまで描写させる
- 子どもの作文の書き出しが激変―向山実践「運動会の作文」
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- 4コマまんが作文システム
- 子どもからアンコール、保護者も安心「4コマまんが作文」
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- 学習障害の子も書けるシステム
- 向山型作文指導をより細かく発達障がい子どもに応用する〜ワーキングメモリーと個人の状態に応じた指導展開〜
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- 作文が苦手な中学生も書けるシステム
- 分析批評と通信が中学生に書く力を保証する
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- 親学の立場からみた書くシステム
- 親子の交流を生み出す「作文システム」がある
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- 新型学級崩壊を立て直す方策としての書くシステム
- 示す→書かせる→公開する→ほめる→認める
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- 子どものノートが語る書くシステム
- 大量に書くことが普通になる
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- 子どもの文章がどんどん長くなるシステム
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- ミニ特集 暗唱させたい詩文 学年別ベスト5
- 1年:リズム感あふれる詩文がおすすめ〜変化のある繰り返しや暗唱システムを入れて、まずは『声を出すこと』が重要である〜
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- 2年:大人になって役に立つ詩文、伝統的な文化に触れて学べる遊び歌
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- 3年:伝統的な言葉のリズム、言葉のおもしろさを感じる詩文で、楽しみながら故きを温ねる
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- 4年:どの子も覚えられる詩文を用意し、楽しく取り組む
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- 5年:毎日コツコツ淡々と
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- 6年:暗唱に慣れると、子どもたちはより難しいものを好むようになる
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- 中学:散文・韻文・古典から、力のある教材を選ぶ
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- 特別支援学級:子どもの実態に合わせ、継続的に暗唱に取り組む
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- 向国ライブあの体験で教室の実践が変わった
- ライブで「空気感」を体験していなければ,手応えのある追試はできない
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- 「意味と範囲」を問うことで子どもも教師も新しいコードを獲得できる
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- 私のクラスでウケた保護者参観授業 (第5回)
- 参観授業で作る「親子の歌」
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- 満員御礼!第54回向山型国語教え方教室
- 過去最大の参加者570名! 熱気に包まれる向国会場
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- 巻頭コラム
- 引用なき批難は,印象批評に堕落する
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- 巻頭論文
- 作文の力をどのようにつけていったのか
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- 谷和樹の「本気で学ぶ国語学」 (第5回)
- 教師は「実践的技術」こそ指導すべきである
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- 〜「思ったとおり、見たとおりに書きなさい」は指導の放棄だ〜
- 名取ノートからイメージする向山先生30代の授業 (第5回)
- 向山氏の授業は真摯な「教材研究」の反映である
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- 新教材をだれでも追試できるように料理する (第5回)
- 「随筆を書こう」学校図書5年
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- 新教科書にたくさん登場した伝統的言語文化の授業づくり (第5回)
- 絵から子どもの意見を引き出す
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- 分類・列挙型で体験の層を厚くする
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- TOSS教材ユースウェア☆ライブでやっとわかったポイント (第5回)
- テストが終わってすぐに答えを渡すとどうなるか
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- 無駄な言葉を削ぎに削ぐこと
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- 向山型国語に挑戦/論文審査 (第69回)
- 授業の展開は,さまざまある
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- 国語授業で活躍!脳科学に基づくニュー教材 (第5回)
- 「アタマげんき」の問題を解かせた後,子どもたちに問題を作らせる
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- クラスで一番できない子ができるようになった向国ドラマ (第5回)
- 「向山型暗唱指導」が、声の出ないA子を変えた!
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- 向山型漢字指導は漢字が苦手な子を救う
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- 発達障害の子どもの自己肯定感を高める向山型国語
- 声を出してはいけない模擬授業に挑戦
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- 〜音声言語を制限すると,授業技量不足が明確な形で浮き彫りになった〜
- 「子どもが作った問題」で組み立てる向国の授業 (第5回)
- 「最高峰」やまなしも「子どもが作った問題」で組み立てられるのか
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- 向山実践を読み解く
- 自分なりの読み方で、音読をすることを褒める
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- 〜「海雀」の授業@ 1986年6月 大田区立雪谷小学校5年1組〜
- 分析批評ビギナーズ (第5回)
- 「視点」を入れると授業はこう変わる
- 視点を使うことで、詩の情景を正確に描くことができる
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- 話者は「どこに」いて「どこを」見ているのか
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- 発達障害の子どもをしなやかに包み込む女教師の向国授業 (第5回)
- スモールステップとエラーレスラーニングで,やる気を維持する
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- 向山型国語で生み出す「中学生の事実」
- 入試問題を解く力を育成する
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- 「4コマまんが作文」ならどの子も楽しく書ける (第5回)
- 4コマまんが作文で習熟できる作文技術
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- ルール+行動言語で子どもが変わるソーシャルスキルかるた (第5回)
- 学習規律編
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- 学力テストB問題に対応できる分析批評の授業 (第5回)
- 超入門 B問題対応力の育成法 その2
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- ディスレクシアの子に対応する向国実践QA (第5回)
- 教師は教材についてもっと学ばなければならない
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- 読者のページ
- 本を読んで学ぶ。サークルで学ぶ。講座で学ぶ。人と出会って学ぶ。本誌の読者の「学び」から向山型国語への期待を感じます。
- 編集後記
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- 向山型国語最新情報
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- 向山型国語に挑戦/指定教材 (第71回)
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巻頭コラム 引用なき批難は,印象批評に堕落する
本誌編集長/向山 洋一
大学の教授や管理職教師が,TOSS・法則化のことを,次のように批判するという。
TOSS・法則化は,一つの方法を押しつけて,教師にやらせようとしている。
大学の教授が,大学の授業の中で,このようなことを,何回も言ってるという。
私達は,上記のようなことを主張したことはない。むしろ,正反対のことを主張してきた。私達の会則の「基本理念」で,明示してきた。30年も昔,法則化運動を作ったときに発表した文章である。
以下の内容だ。
運動の基本理念は次の4つである。
@教育技術はさまざまである。できるだけ多くの方法をとりあげる。 (多様性の原則)
A完成された教育技術は存在しない。常に検討・修正の対象とされる。(連続性の原則)
B主張は教材・発問・支持・留意点・結果を明示した記録を根拠とする。
(実証性の原則)
C多くの技術から,自分の学級に適した方法を選択するのは教師自身である。
(主体性の原則)
私達は,「一つの方法を押しつける」ことなど,一回もしたことはない。
それと反対に「教育技術はさまざまである」と定義しているのだ。その上で,「できるだけ多くの方法をとりあげる」と方針を示している。
更にまた,「一つの方法を押しつけない」根拠として,理念のAを示している。
完成された教育技術は存在しない。常に検討・修正の対象とされる,と主張しているのである。
基本理念の@とAから,私達が,「一つの方法を押しつける」ことなど,一切しなかったことが,おわかりだと思う。
但し,「教育の技術」「教育の方法」は,他の人に「分ち伝えられる」ように,「教材,発問,指示,結果」などを明示した記録を根拠とするよう主張した。
それまでの,教育論文には,このようなエビデンスが,著しく欠けていたのである。
「子どもの目が,輝いていた」というような,研究結果の報告も多かったのである。
これでは,学問ではない,他の人と「分ち伝える」ことは,できない。他の人と分ち合うことは,できない。
そのような教育界の「研究」に対して,一石を投じたのである。
更にまた,「押しつけること」がなかった証拠として,理念のCがある。多くの技術から自分の学級に適した方法を選択するのは,教師自身であると主張しているのである。
有名なW大学の教育学部の教授は,授業の中で「一つの方法を押しつけている」というような批難をしている。
その教授は次のように言える
(1)批難する主張の「基本方針」も読まないで,大学で批難をしている。
(2)または,読んでも,理解する能力に欠けている。
いずれにしても,大学で教育を語る資格はない。
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