- 特集 〈提案〉“役に立たない”国語科学習指導案をこう変える
- TOSSが提案する向山型国語指導案の典型例:文学編
- 研究仮説を実証する手段として活用できる指導案を書こう
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- TOSSが提案する向山型国語指導案の典型例:説明文編
- 「主張」を示し「教師の授業行為」を明確に示すことでこそ「研究」は深まる
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- TOSSが提案する向山型国語指導案の典型例:言葉のきまり編
- 分類の理由を考えさせることで、規則性に気付かせる
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- 気持ちばかり読み取らせる「目標」をこう変える
- 登場人物の行動と発言を根拠にして、「気持ち」の変化を読み取らせる。「叙述を基に」がポイントだ
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- 味わわせてばかりいる「目標」をこう変える
- めいめい勝手なことを言わせる「想像させる」授業が子どもの読解力を下げている
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- 本当は評価していない「評価規準」をこう変える
- 具体的な評価が子どもの意欲付け、教師の授業改善につながる
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- 教材文と関係ない「児童の実態」をこう変える
- 「とりあえず書きました」児童の実態よ、サヨウナラ。「観点」を明確にした活用できる児童の実態の書き方。
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- 具体的な指導が見えない「指導にあたって」をこう変える
- 一般的なことは書かない。教師が教えた内容に迫るための手だてをイメージできるように書く
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- 実際と大違い=嘘だらけの「指導計画」をこう変える
- 「モチモチの木」の学習指導案を検討する〜ワークシートを使った「気持ちを問う」授業では、絶対に到達することのない峰、それが「向山型分析批評」である〜
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- 形式にばかりこだわる「本時の展開」を柔軟にする
- 指導案で「発問の要旨」「組み合わせ」「順序」を検討する
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- 討論を中心とする指導案の「本時の展開」をこう書く
- 向山洋一氏の「春」と「母ぐま子ぐま」の学習指導案に学ぶ
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- 国語でITを活用した研究授業の指導案 具体事例
- 第一にシンプルに書くこと。第二にビジュアルに表現すること。無理なく現場で採り入れられる工夫が必要だ
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- 分析批評:向山洋一の指導案を今の教材に応用する5年「母ぐま子ぐま」
- 「指導観」と「教師の働きかけ」から学べ!
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- 分析批評:向山洋一の指導案を今の教材に応用する3年「春」
- 分析批評の授業、初心者の入門授業
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- ミニ特集 3学期これだけは定着させる国語の力
- 1年:1年生の向山実践から最重要指導内容を抽出
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- 低学年の学習内容が身についているか徹底的にチェックし鍛える
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- 3年:教科書の叙述に基づいて読み取る力、場面ごとにタイトルをつける力をつける!
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- 4年:これだけは定着させる読み書きの力10
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- 5年:基礎学力を保証する手だてを持つ
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- 6年:尊敬語と謙譲語の区別を完璧にさせる
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- 中学校:扱わなかった教材を使って長文読解力を鍛える
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- 特別支援学級:名文スキルと直写ノートで、丁寧に書く力を定着させる
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- 向国ライブあの体験で教室の実践が変わった
- 自分の傲慢さに気づかせてくれた向国のライブ
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- 自分の頭で教えることで瞬発力を磨き、授業を変える
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- 私のクラスでウケた保護者参観授業 (第6回)
- 学び方を理解し、一緒に考えてもらう授業を仕組む
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- 満員御礼!第55回向山型国語教え方教室IN大阪
- 「あの論文審査と日本初読解力向上スキルがメイン、発達障害の子役がいるクラスでの模擬授業豪華3本、一挙公開」
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- 巻頭コラム
- 向山教室=漢字英語交じり文の教材サイト
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- 巻頭論文
- 曖昧で評価できない指導案記述を排除し,本当に役に立つ指導案を開発しよう
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- 谷和樹の「本気で学ぶ国語学」 (第6回)
- 意味が正確に伝わる文を書くこと。そのことこそが作文指導の中心である
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- 名取ノートからイメージする向山先生30代の授業 (第6回)
- 時速200kmで向山学級の「授業」を再現する
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- 新教材をだれでも追試できるように料理する (第6回)
- 徹底的に「指示語」の授業をやっていた向山実践
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- 新教科書にたくさん登場した伝統的言語文化の授業づくり (第6回)
- 画像を使って概要把握を助ける
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- 毎日5分のカルタで百人一首を遊び感覚で覚える
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- TOSS教材ユースウェア☆ライブでやっとわかったポイント (第6回)
- ライブの空気を自分のものにするために
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- 緊張感を演出することで満点続出!
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- 向山型国語に挑戦/論文審査 (第70回)
- いい素材をどのように授業に組み立てるか
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- 国語授業で活躍!脳科学に基づくニュー教材 (第6回)
- 記憶再生を促す教材づくり
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- クラスで一番できない子ができるようになった向国ドラマ (第6回)
- テンポよく、楽しく、知的に授業することでどんな子もチャレンジしたくなる
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- 視覚情報・聴覚情報を駆使することで、漢字テスト100点が取れた!
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- 発達障害の子どもの自己肯定感を高める向山型国語
- 翔和学園学生の自己肯定感 信州大学学生の心を突き動かした学生の生の姿
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- 「子どもが作った問題」で組み立てる向国の授業 (第6回)
- 原点「大造じいさんとガン」追試のポイント
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- 向山実践を読み解く
- アドバルーンを叩き、毅然と読み直しをさせる
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- 〜「海雀」の授業A〜
- 分析批評ビギナーズ (第6回)
- 「視点」を入れると授業はこう変わる
- 「視点」を入れると、必ず言葉の検討になる
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- 「視点」の検討から、もう一歩だけ進めてみる。
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- 発達障害の子どもをしなやかに包み込む女教師の向国授業 (第6回)
- 基本の力がつくから意欲的になる
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- 向山型国語で生み出す「中学生の事実」
- 身につけさせたい七つのスキル+α
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- 「4コマまんが作文」ならどの子も楽しく書ける (第6回)
- 家庭学習で作文技術を習熟させる
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- ルール+行動言語で子どもが変わるソーシャルスキルかるた (第6回)
- ことわざ編
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- 〜珠玉の言葉は一生の宝〜
- 学力テストB問題に対応できる分析批評の授業 (第6回)
- 教師の総合力を高める修業をしよう
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- ディスレクシアの子に対応する向国実践QA (第6回)
- ドクター,専門家が示す教育界の非常識
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- 読者のページ
- 討論の授業、分析批評の授業、読解の授業など「あこがれ」の授業とそれを支える重厚な基礎、両方が大事です。向国の分析は続きます。
- 編集後記
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- 向山型国語最新情報
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- 向山型国語に挑戦/指定教材 (第72回)
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巻頭コラム 向山教室=漢字英語交じり文の教材サイト
本誌編集長/向山 洋一
日本人は,中国から漢字をとり入れて,それを日本流に使いこなす方法を発明した。
山という文字は,中国では,「サン」「シャン」などと発音していたのであろう。その「読み方」は,今も残っている。「音読み」つまり「中国読み」である。
中国の言語学者は,日本語には,「中国の昔の読みが残っている」ということで,研究の対象にされている。
日本では「山」(サン)に,「やま」という読み方をあてはめた。中国の読み方とは関係のない「訓読み」である。つまり「日本読み」である。
この「漢字仮名交じり文」で,日本人の言語能力は,飛躍した。これは,日本の発明である。偉大な発明だ。
私は,この発明を利用して,漢字を英語圏の子ども達に教えようと思った。
「山」(サン・やま)に,「マウンテイン」という「読み方」を与えるのである。
「a go to 山。」という文をサイトで示す。「山」の所は,「マウンテイン」と発音する。
日本人は,「山」(サン)を(やま)と発音した。
英語圏では「山」(サン)を(マウンテイン)と発音する。原理は,全く同じである。
サイトで「山」をクリックすると,「山の絵」が出てくる。驚きのサイトである。
これを五年以上昔に,岡山マックに作ってもらった。一部の人には理解された。
静岡県知事の川勝平太氏は,即座に理解して,「ポルトガル語版がほしい」と言った。
この教材は,私としては,ホームラン級と思っているので,岡山マックに復元してもらっている。小野隆行先生の関連する報告がある。
■漢字英語交じり文サイトは,タブレットに最適だ。
先週,岡山市のブロック研修会で講師を務めた。
特別支援学級担任が対象。
そこに,中学校のALTが参加していた。
アメリカで自閉症の家庭教師をやっていたので,講演に興味があったとのこと。
終わった後,挨拶にやってきた。
凄いと興奮していた。
最初,
「今,日本語を必死で勉強していてやっとひらがなを覚えたところ。漢字は難しい」と話していた。
なので,「漢字は簡単ですよ」というと「NO〜」と笑っていた。
そこで,すかさずタブレットで漢字英語交じり文のサイトを見せた。
驚愕!といった感じだった。
「山」の文を見せて山のところを「マウンテン」と読んだだけですぐに理解した。
他にはないのかというので,川なども見せた。
果物や体のパーツなどもあるというと,すごい!を連発していた。
これなら,外国の人が漢字を勉強するときやりやすいか?
と聞くと,
とてもいい。
ぜひ,やりたい。と話していた。
タブレットなら手軽でいい。
どこでもできる。
また,今は保護者の中にも外国人がいる。
私の近くにもフィリピン人のお母さんがいる。
子どもは日本語が出来ても,困るのは実は親の方なのだ。
このような層にもアプローチしていける。 ■
(向山)この教材づくりに参加しませんか。
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- 明治図書