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目次
- 特集 問いから授業を構想しよう！「なぜ」にこだわる歴史授業
- 01 「なぜ」にこだわる歴史授業デザイン―歴史をいかに教えるべきか
- 知識構成型ジグソー法の有効利用について考える
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- 02 子どもの「なぜ」をどのように「意味あるもの」にするか
- 子どもの「なぜ」に対する考えと教師の役割
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- 03 歴史の「なぜ？」子どもからの疑問を授業にこう活かす
- ①小学校 「主語」で広がる「多角」「主体」
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- ②中学校 見えるものと見えないものの境界に着目する
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- ③高等学校 生徒が自ら課題を見出す３つの方向性
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- 04 「なぜ」を小学校社会科で追究することの難しさと可能性
- ２つの「問いの構造図」をもとにした教材研究
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- 05 歴史的思考力を身につける！「真の問い」でつくる社会科授業デザイン
- 切実性のある問いで学びの質を高める
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- 06 「なぜ」にこだわる歴史授業 このテーマをこう授業化する
- ①近代化 「なぜ」を私たち自身に向ける
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- ②大衆化 なぜファシズムは台頭したのだろうか―「なぜ」を柱に単元をデザインする
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- ③グローバル化 地域社会の変化からグローバル化を考える―地域の文脈を踏まえた歴史授業
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- 07 【授業最前線】問いから授業を構想しよう！「なぜ」にこだわる歴史授業モデル 小学校
- 【平安時代】貴族が生み出した新しい文化
- 小さな問い（ｍＱ）で構成する小学校歴史授業
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- 【鎌倉時代】武士による政治のはじまり
- 当時の人々の生活に焦点を当てて
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- 【戦国時代～安土桃山時代】ヨーロッパ人の来航
- キリスト教伝来にキリシタン関連世界遺産を
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- 【江戸時代】江戸幕府が政治を行った頃
- 社会科ＷＳで深める！江戸時代の「なぜ」
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- 【明治時代】
- 関西人の本読みは関西弁？言葉で見る明治の新しい国づくり
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- 08 【授業最前線】問いから授業を構想しよう！「なぜ」にこだわる歴史授業モデル 中学校
- 【縄文時代～飛鳥時代】東アジアの中の倭（日本）
- 古代の「ミステリー」が「ヒストリー」になる過程に注目する
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- 【奈良時代～平安時代】古代の文化と東アジアとの関わり
- 教科書の丁寧な読解から問いを生み出し追究する
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- 【鎌倉時代～室町時代】中世の日本と世界（元寇）
- 教師の「なぜ」発問をもとに 生徒が問いを構造化する
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- 【戦国時代～安土桃山時代】ヨーロッパ人との出会いと全国統一
- 多面的・多角的に「なぜ？」を考察し「本質的な問い」について考える
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- 【江戸時代】貨幣と金融
- 三貨制度の確立
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- 【昭和時代】第二次世界大戦と人類への惨禍
- 開戦決断の原因や背景をさかのぼって追究する
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- 09 【授業最前線】問いから授業を構想しよう！「なぜ」にこだわる歴史授業モデル 高等学校
- 【日本史（日本史探究）】古代の国家・社会の展開と画期
- 「問い」を活かすための単元構造案～予想・ＳＱ～
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- 【日本史（歴史総合）】「終戦の日」は，いつか？
- 「終戦の日」を議論する歴史政策問題学習
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- 【世界史（世界史探究）】諸地域の交流と再編「モンゴル帝国の拡大」
- 生徒の素朴な「なぜ？」を起点とする単元試案
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- 【世界史（歴史総合）】アジアのナショナリズム（中国）
- 様々な立場からの「なぜ」を考える授業
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- 最新情報で徹底解説！ どうなる・どうする社会科教育 (第79回)
- 小学校学習指導要領実施状況調査の成果と課題②
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- 子どもの情報活用能力を育成する地図指導 (第19回)
- 海洋ごみの実態を地図から捉えて，環境保全を考えさせたい！
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- １人１台端末も有効活用！板書＆資料でよくわかる授業づくりの教科書 (第79回)
- “水を治める者は国を治める”
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- ～４年生「自然災害からくらしを守る」～
- 「個」の学びを豊かにする！社会科「個別最適な学び」への挑戦 (第43回)
- くらしを支える「つながり」に気づいた１時間
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- 100万人が受けたい！見方・考え方を鍛える中学社会 大人もハマる最新授業ネタ (第67回)
- 【歴史】アメリカ合衆国一体化の裏側
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- ～西部開拓と先住民族排斥～
- 最新情報でしっかり解説！歴史教育はどう変わるか (第73回)
- 歴史学習における「技能」について考える（７）
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- ～資料を活用する目的の明確化②～
- リアルな世界と日本がわかる！地理授業デザイン (第31回)
- 水道料金のリアルと地理授業デザイン
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- 「地域」から考える歴史授業デザイン (第7回)
- 広島の似島とユーハイム―ドイツ人捕虜と日本
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- ～高等学校／歴史総合（大衆化と私たち）～
- 社会参加から考える公民授業づくり (第19回)
- 社会参加の視点より「主体性」をどのように考えるか
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- 見方を変えると世界が変わる！「考えたくなる」社会科授業 (第31回)
- 理性と情意が交錯する社会科授業の可能性②
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- ～進んできた情動研究をもとに考察する～
- 持続可能な社会の創り手を育成する社会科教育 (第19回)
- 社会科ESD授業づくりのための大局的な観点
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- 〈全国社会科教育学会の広場〉理論と実践の関係を問い直す (第7回)
- ［デザイン研究］理論と実践を結ぶ研究論文に何を書き，誰に届けるか
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- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第331回)
- 岐阜県の巻
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- 編集後記
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編集後記
近年の授業改革、また次期学習指導要領の検討に関わる流れの中で、「探究」「探求」という言葉に改めてスポットがあたっています。
東京学芸大学の渡部竜也先生は、ご著書『社会科授業づくりの理論と方法』の中で、「まず重視すべきは、探求それ自体の方法を学ぶことで、実際に一人一人が歴史で何が生じたのか、なぜ生じたのか、事実を探求し続けることができるようにしていくことでなければならないのではないだろうか。そのためには、知識から授業を組織するのではなく、問いから授業を組織するやり方に転換せねばならない。」と述べられています。
子どもの主体性を育む観点からも、子ども自身が探究（探求）する方法を理解し、主体的に社会事象について関わり考えていくための授業構想や、「問い」からの授業づくりの重要性を指摘されているとも言えそうです。
歴史学習については、歴史認識をめぐるものや、神話伝承と科学的歴史認識の問題、「世界史と日本史」「中央史と地方史」のインターフェイスなど、その歴史のとらえ方も様々です。固定されたとらえ方を押し付けるのではなく、子ども自身が探究する方法を身につけて自分で考え、判断していく力をつけていくためには、子ども自身が紡ぎ出した「なぜ」にこだわる歴史授業づくりが大切になってきそうです。
そこで10月号では、「問いから授業を構想しよう！「なぜ」にこだわる歴史授業」をテーマに、子どもに探求・探究の手立てを理解させ、学校段階を卒業してからも、考えていけるような力を身につけていくためには、どのような授業構想及び授業づくりが必要なのかについて、先生方の取り組みの一端をご紹介いただきました。
／及川 誠
-
明治図書
