- 特集 実物&エピソードでつくる!学びを深める社会科授業デザイン
- 01 実物&エピソードでつくる!学びを深める社会科授業デザイン
- それを用いるのは子どもたち
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- 02 実物&エピソードでつくる社会科授業 資料・モノからの教材化のヒント
- 実物・エピソードを問いのセットに変換する
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- 03 「話すだけ」にならないために!歴史人物エピソードからつくる授業づくり 成功のポイント
- “問い”が立ち上がる授業のしくみ
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- 04 「学ぶ意欲」に火をつける!社会科授業が変わる「モノ」教材 活用のポイント
- 高校生もゲームや食べ物が好きなので
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- 05 学びを深める社会科授業 私のオススメ実物&エピソード ベスト3
- @地理 カラフル・模型・工芸品でつかみ→その背景を読み解くオススメ問いかけ
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- A歴史 浮世絵版画・踏絵・満州国の写真で学ぶ歴史
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- B公民 授業デザインは、足し算・掛け算・表裏
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- 06 【授業最前線】実物&エピソードでつくる!学びを深める社会科授業モデル 小学校
- 3年【地域の生産学習】おかき工場ではたらく人々
- 実物教材は「なぜ?」とセットで命をやどす!
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- 4年【わたしたちの住んでいる県】伝統的な工業がさかんな地域
- 人の思いにこだわって考える授業へ
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- 5年【我が国の農業や水産業における食料生産】日本の食料自給率
- とにかく話したくなる社会科の授業づくり
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- 5年【我が国の国土の自然環境と国民生活との関連】わたしたちの生活と森林
- これからを考える社会科学習〜山武杉の事例を通して〜
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- 6年【我が国の政治の働き】雪とともに生きる暮らしを支える政治
- 語りと対話から紡ぐ、未来を構想する学び
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- 6年【我が国の歴史上の主な事象】明治の国づくりを進めた人々
- オンライン博学連携で学ぶ「地域の歴史を動かした立役者」
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- 07 【授業最前線】実物&エピソードでつくる!学びを深める社会科授業モデル 中学校
- 地理的分野【世界の様々な地域】Tシャツの適正価格とドリンクの適切サイズ
- 身近なモノで世界とつなぐ
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- 地理的分野【日本の様々な地域】地域の在り方
- ふるさと納税を教材化した地域課題解決型学習
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- 歴史的分野【近世までの日本とアジア】
- 前近代的な外交としての中華思想〜東アジアの中の室町時代を中心に〜
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- 歴史的分野【近現代の日本と世界】太陽の塔から考える人類の進歩と調和―高度経済成長の光と影
- 校外学習・修学旅行の積極活用
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- 公民的分野【私たちと経済】経済活動の仕組み―経営シミュレーションから経済を見よう
- 「実際の文脈」と「対話」で深める経済学習
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- 公民的分野【私たちと政治】現代の民主政治
- 「決め方」を決められる主権者を育てる授業実践
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- 08 【授業最前線】実物&エピソードでつくる!学びを深める社会科授業モデル 高等学校
- 地理【地図や地図情報システムでとらえる現代社会】
- 緯度・経度を「体感」する授業〜東経140度ちょうどを探せ〜
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- 歴史(世界史探究)【清代の中国と周辺諸民族】
- 銅銭の考察から支配構造の特質に気付く
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- 公民(公共)【市場経済の機能と限界】
- 隣接教科の実物教材を用いた教科横断授業の提案〜保健機能食品を題材に〜
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- 最新情報で徹底解説! どうなる・どうする社会科教育 (第78回)
- 小学校学習指導要領実施状況調査の成果と課題@
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- 子どもの情報活用能力を育成する地図指導 (第18回)
- 地球温暖化の影響を地図にまとめ,その状況の是非を議論させる!
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- 1人1台端末も有効活用!板書&資料でよくわかる授業づくりの教科書 (第78回)
- “源氏物語から見える平安時代”
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- 〜6年生「貴族のくらし」〜
- 「個」の学びを豊かにする!社会科「個別最適な学び」への挑戦 (第42回)
- 「三方よし」で見つける社会のつながり
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- 100万人が受けたい!見方・考え方を鍛える中学社会 大人もハマる最新授業ネタ (第66回)
- 【歴史】蔦屋重三郎と化政文化の隆盛
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- 最新情報でしっかり解説!歴史教育はどう変わるか (第72回)
- 歴史学習における「技能」について考える(6)
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- 〜資料を活用する目的の明確化@〜
- リアルな世界と日本がわかる!地理授業デザイン (第30回)
- 地域課題のリアルと地理授業デザイン
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- 「地域」から考える歴史授業デザイン (第6回)
- エルトゥールル号遭難事件と現代
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- 〜高等学校/歴史総合〜
- 社会参加から考える公民授業づくり (第18回)
- 「選択・判断」にあたり「財政」に注目させるとは
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- 見方を変えると世界が変わる!「考えたくなる」社会科授業 (第30回)
- 理性と情意が交錯する社会科授業の可能性@
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- 持続可能な社会の創り手を育成する社会科教育 (第18回)
- 社会科ESDのフィールドワーク
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- 〜仙台市の四ツ谷用水D〜
- 〈全国社会科教育学会の広場〉理論と実践の関係を問い直す (第6回)
- 「専門家の知」による支配が起きないようにするために
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- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第330回)
- 福岡県の巻
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- 編集後記
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編集後記
2000年代に放送され人気を博したNHKのドキュメンタリー番組「プロジェクトX」が、バブル崩壊以降の「失われた時代」を主戦場に「新プロジェクトX」として、数十年ぶりに復活しています。開発の舞台裏や知られざるエピソードは、脚色や事実と違うなどの点は踏まえねばなりませんが、私たちの興味を少なからずひきつけます。
社会科授業においても、子ども達の興味をひきつける授業アイデアの一つとして、「実物教材(モノ)」「エピソード」はとても有効と言われます。
これまでも歴史人物のエピソードや実物教材をもとに展開する授業は、少なからず取り組まれてきました。人物に興味をもってそこから歴史が好きになったり、調べ学習で教科書には書かれていないそれまで知らなかった事実に触れて、歴史が好きになることもあります。
またこれは必ずしも歴史だけではなく、地理や公民においても、開拓の歴史やモノが生まれた背景など、子ども達の興味をひきつける、学びを豊かにするエピソードや実物教材は、数多くあり、子ども達の意欲喚起や主体性を培うという点で、とても有効です。
ただ、それをいかに「聞いただけ」「触れただけ」で終わらせず、実際の授業内容と結びつけるかについては、その教材づくりや取り上げ方、フィードバックなど多くの工夫が必要にもなります。
そこで9月号では、「実物&エピソードでつくる!学びを深める社会科授業ザイン」をテーマに、社会科授業において実物やエピソードを、どのように教材化し、学習内容と絡めて興味をひきつけて教えていくか、その具体的な手法について、改めてご提案いただきました。
/及川 誠
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- 明治図書