- 特集 子どもが主役になる問題解決型学習 熱中教材20選
- 01 子どもが主役になる「問題解決型学習」理論と方法
- 令和の時代に問題解決学習を問う
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- 02 子どもが主役になる「問題解決型学習」成功のポイント
- @主体的な学びが成立する条件と熱中する教材づくり
- 「育てる主体性」を意識した単元・分野・教科レベルの教材づくりを
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- Aまた学びたくなる!子どもが主役になる指導の工夫
- 主体性・対話的で深い学びを支える教師の言葉かけ
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- 03 社会参画の主体性を育む「問題解決型学習」単元開発と授業デザイン
- 概念形成を基盤にした日常的な社会参画学習
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- 04 子どもが主役になる「問題解決型学習」教師のアプローチと注意点
- 「問題解決型学習」に対する自身の捉えを意識した授業づくりと振り返りを
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- 05 子どもが主役になる授業における「主体的に学習に取り組む態度」の見取りと評価のポイント
- 子どもの追究動機と変容動機に着目する
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- 06 子どもの主体性から考える社会科「問題解決型学習」「自己調整学習」「自由進度学習」
- 将来も社会に関わり続けたくなる学習を
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- 07 【授業最前線】熱中教材でつくる!子どもが主役になる問題解決型学習プラン 小学校
- 3年【地域の販売】【市の様子の移り変わり】
- 2つの軸でつくる子どもを主役にする単元デザイン
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- 4年【地域で受け継がれてきたもの】
- 伝統を受け継ぐとはどういうことなのか
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- 5年【我が国の農業や水産業における食料生産】
- 社会の批判的創り手として主役になるために
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- 5年【我が国の工業生産】
- 未来の工業製品開発「枚方万博」
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- 6年【我が国の政治の働き】
- 問題解決の渦へ誘う深める教材
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- 6年【我が国の歴史上の主な事象】
- 子どもの既知や経験を生かした学習課題
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- 08 【授業最前線】熱中教材でつくる!生徒が主役になる問題解決型学習プラン 中学校
- 地理的分野【世界の様々な地域】ヨーロッパ州
- 生徒の学ぶ意欲を高める授業デザイン
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- 地理的分野【日本の様々な地域】
- バックキャスト的思考で「つながる」地理学習
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- 歴史的分野【近世までの日本とアジア】
- 自ら設定した問題を解決する,一年間の卒業論文に
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- 歴史的分野【近現代の日本と世界】
- 直江津捕虜収容所から長野松代,沖縄をつなぐ
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- 公民的分野【私たちと経済】
- 追跡!私たちのお金はどこからどこへいくのだろう
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- 公民的分野【私たちと国際社会の諸課題】
- 既習の政治・経済の視点を生かす貧困問題の授業
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- 09 【授業最前線】熱中教材でつくる!生徒が主役になる問題解決型学習プラン 高等学校
- 地理【地理的課題と国際協力】単元の構成により,生徒を徐々に主役に導く
- 単元の構成により,生徒を徐々に主役に導く
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- 歴史総合【国際秩序の変化や大衆化と私たち】問いから「歴史像」に迫る歴史実践―問いの発生を促す仕掛けとその展開
- 問いから「歴史像」に迫る歴史実践―問いの発生を促す仕掛けとその展開
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- 公民【地方自治】「大阪都構想」をめぐる住民投票を題材にして
- 「大阪都構想」をめぐる住民投票を題材にして
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- 最新情報で徹底解説! どうなる・どうする社会科教育 (第76回)
- 小学校・中学校の接続・発展C
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- 子どもの情報活用能力を育成する地図指導 (第16回)
- 地図から学習対象となる地域の自然環境に関する情報を読み取る活動を!
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- 1人1台端末も有効活用!板書&資料でよくわかる授業づくりの教科書 (第76回)
- “甘樫丘,水時計,水城”から見える飛鳥時代
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- 〜6年生「大化の改新と天皇の力の広がり」〜
- 「個」の学びを豊かにする!社会科「個別最適な学び」への挑戦 (第40回)
- 「もし自分だったら?」―立場を変えて揺れ動く気持ち
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- 100万人が受けたい!見方・考え方を鍛える中学社会 大人もハマる最新授業ネタ (第64回)
- 【地理・公民】チョコレート?それとも金?―ジレンマ発問で授業をつくる―
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- 最新情報でしっかり解説!歴史教育はどう変わるか (第70回)
- 歴史学習における「技能」について考える(4)
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- 〜情報をまとめる技能〜
- リアルな世界と日本がわかる!地理授業デザイン (第28回)
- 再生可能エネルギーのリアルと地理授業デザイン
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- 「地域」から考える歴史授業デザイン (第4回)
- 犬吠埼から見える世界史
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- 〜高等学校/歴史の扉〜
- 社会参加から考える公民授業づくり (第16回)
- 地域人材をどのように活用するか
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- 見方を変えると世界が変わる!「考えたくなる」社会科授業 (第28回)
- 児童の主体性や意欲を「みとる」ために心がけたいこと
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- 〜「教室空間」と「教材世界」〜
- 持続可能な社会の創り手を育成する社会科教育 (第16回)
- 地域遺産となる題材の吟味
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- 〜仙台市の四ツ谷用水B〜
- 〈全国社会科教育学会の広場〉理論と実践の関係を問い直す (第4回)
- [正統的周辺参加]アンラーニングによる理論と実践の統合
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- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第328回)
- 愛媛県の巻
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- 編集後記
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編集後記
昨年十二月に,阿部俊子文部科学相が中央教育審議会に改訂を諮問し,小中高校などの教育内容を定める学習指導要領のリニューアルに向けた作業が本格的にスタートしました。
基本的には前回の方針を踏襲しつつ,子ども一人一人の特性や学習進度,学習到達度等に応じ,指導方法・教材や学習時間等の柔軟な提供・設定を行うことなどの『指導の個別化』や,子ども一人一人に応じた学習活動や学習課題に取り組む機会を提供することで,子ども自身にとって学習が最適となるよう調整する『学習の個性化』などの方向性は,維持する方向のようです。
主体的・対話的で深い学びという言葉は前回の改訂で生まれたものですが,学習評価との絡みで「主体性」という言葉のあいまいさについて,課題として指摘されています。
「主体性」という言葉については,教師主導なのか,子ども主導なのか,どこまで子どもに任せるのかというところはこれまでもよく議論されているところですし,子どもに任せきりで,学習内容の理解が進まないまま発表して終わってしまうといった実践がみられたり,学習のプロセスがおざなりになりがちという批判もあります。
そこで7月号では「子どもが主役になる社会科授業」はどういったものなのか。また,あいまいと指摘されている「主体性」という言葉についても,社会科教育においてどのように受け止め,取り組んでいくべきかについて,自ら問題を発見し解決する能力を養うことを目的とした問題解決型学習をもう一つのキーワードとして加え,改めて考える特集に出来ればと思いました。
/及川 誠
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- 明治図書