- 特集 授業が見える!社会科「板書づくり」実践ナビゲート
- 01 授業が見える!社会科「板書づくり」の基礎基本
- 子どもの思考の深め方を検討すること
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- 02 明日の授業が変わる!「板書づくり」成功のポイント
- @「思考プロセスの可視化」で機能する!子どもと共につくる板書づくり
- WHAT, WHO, WHY の3視点から考える板書理論
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- A「対話的な学び」を支える!話し合いを機能させる板書づくり
- 話し合いの場での立場を位置付け論点を見いだす
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- B子どものノート(メモ)と一体的に充実させる板書づくり
- 子どもの思考をつなぐ・子どもをつなぐ板書
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- C見方・考え方を鍛える!「思考ツール」を生かした板書づくり
- 社会的な見方・考え方を鍛える思考ツールと板書
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- 03 授業名人が実はやっている!板書づくりの法則
- @児童の主体的な学習参加を促す板書づくり
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- A板書の三つの機能を生かした板書デザイン
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- 04 「よい板書」とは何か 板書づくりの理論と方法
- よい板書は思考と主体性をブーストします!
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- 05 授業を見える化!「板書×ICT」効果的に使い分けるポイント
- マインドセットとしての板書 スキルセットとしてのICT
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- 06 ICT活用時代にもお薦めしたい!板書型指導案
- 教師主導,子ども主体,二つの利用法の提案
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- 07 【授業最前線】板書から授業が見える!おすすめ授業プラン 小学校
- 3年/店ではたらく人
- 多角的な思考を可視化する板書づくり
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- 4年/豊かな自然を守り生かす屋久島
- 地理的思考力を育む双方向の板書術
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- 5年/我が国の農業や水産業における食糧生産
- 「関連付け」を板書で可視化して資料を吟味する
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- 5年/我が国の工業生産
- 問題解決の過程を可視化する板書の工夫
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- 6年/我が国の政治の働き
- 子どもと創る学びの軌跡〜見えないものを見えるように〜
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- 6年/我が国の歴史上の主な事象
- 「分類」の思考プロセスを可視化して予想から仮設へ
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- 08 【授業最前線】板書から授業が見える!おすすめ授業プラン 中学校
- 中学地理
- 地域統合の良さと課題〜初任校時代と今の板書をふり返ってみえたもの〜
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- 中学歴史
- 子ども全員が活躍する「考える」歴史授業!
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- 公民的分野
- 板書が支える,生徒が自走する学び
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- 09 【授業最前線】板書から授業が見える!おすすめ授業プラン 高等学校
- 地理
- 地理授業におけるスライドづくりの要点
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- 歴史
- 複線型学習活動のデジタルノートの一試行
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- 公民
- 黒板を「創造的対話のプラットフォーム」へ
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- 最新情報で徹底解説! どうなる・どうする社会科教育 (第75回)
- 小学校・中学校の接続・発展B
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- 子どもの情報活用能力を育成する地図指導 (第15回)
- 地図記号に着目し,地図をミクロな視点で比較して相違点を発見させよう!
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- 1人1台端末も有効活用!板書&資料でよくわかる授業づくりの教科書 (第75回)
- 全国各地で漏水事故!日本の水道管大丈夫?
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- 〜4年生「水はどこから」〜
- 「個」の学びを豊かにする!社会科「個別最適な学び」への挑戦 (第39回)
- 「行ってみたい」が学びを深める―現地で広がる視点
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- 100万人が受けたい!見方・考え方を鍛える中学社会 大人もハマる最新授業ネタ (第63回)
- 【地理・歴史・公民】学びを「子どもに委ねる」探究授業は可能か?
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- 最新情報でしっかり解説!歴史教育はどう変わるか (第69回)
- 歴史学習における「技能」について考える(3)
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- 〜情報を読み取る技能〜
- リアルな世界と日本がわかる!地理授業デザイン (第27回)
- ニシンの資源量のリアルと地理授業デザイン
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- 「地域」から考える歴史授業デザイン (第3回)
- 南北戦争を戦った日本人と幕末の環太平洋の移住・移動
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- 〜高等学校/国民国家と明治維新〜
- 社会参加から考える公民授業づくり (第15回)
- どこに注目して公民授業づくりを進めるか
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- 見方を変えると世界が変わる!「考えたくなる」社会科授業 (第27回)
- 歴史学習のまとめとしての「時代の移り変わり表」の作成
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- 持続可能な社会の創り手を育成する社会科教育 (第15回)
- 地域遺産となる題材の吟味
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- 〜仙台市の四ツ谷用水A〜
- 〈全国社会科教育学会の広場〉理論と実践の関係を問い直す (第3回)
- [教育工学・学習科学]理論と実践の「間」を創造する
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- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第327回)
- 大阪府の巻
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- 編集後記
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編集後記
発問と板書は授業づくりの基礎基本と言われます。板書の有効性としては,次のようなものが挙げられています。
@思考の流れを可視化できる
A説明の補助や,メモ的な役割をはたす
B児童生徒の思考力や表現力を育てることができる
C授業を振り返る資料として活用できる
D学習の進捗を確認できる
E学習内容の理解や意欲を高めることができる
1人1台端末時代を迎え,板書の役割や使われ方も多様化してきていますが,現状においては,大部分の先生は,タブレットは有効な時に活用されつつ,通常の授業の流れに上手く組み合わせてハイブリッド型で授業を進められている先生方が多いようです。
板書(電子黒板やホワイトボードなども含みます)については,子ども達にとっても,「自分の考えを発表し,それが板書される経験」が,自己実現の場となり,学習意欲を高める効果もありますし,忘れてしまった内容などを再確認出来る効能もあります。
授業の流れを振り返ることもできる板書は,活動と学びをつなぐツールの一つとしてもとても有効です。
そこで6月号では,改めて「板書」を特集テーマとして,その基礎基本から,上手な板書づくりのポイント,ICTとの距離と使い分け,板書型指導案まで,板書づくりの最新情報について,全国の先生方より取り組まれている工夫・アイデアをご提案いただきました。
/及川 誠
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- 明治図書
- 当該の記事の「板書の意味を再考する」の中で提示されたICT機器が普及した今だからこそ、板書の意味が問われるという点が改めて自分の日々の実践に刺さる問いでした。タブレットを使っても出来ない黒板の役割、もう一度考えてみたいです。2025/5/1520代・中学校教員
- 今月号は板書の特集でしたが、ICTとの併用についても触れている点がとてもよかった。2025/5/1320代・小学校教員