社会科教育 2021年1月号
学び残しゼロ! 基礎固めワーク&3学期授業プラン

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社会科教育 2021年1月号学び残しゼロ! 基礎固めワーク&3学期授業プラン

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ジャンル:
社会
刊行:
2020年12月7日
対象:
小・中・高
仕様:
A5判 130頁
状態:
絶版
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目次

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特集 学び残しゼロ! 基礎固めワーク&3学期授業プラン
1 学び残しゼロ!「3学期の授業」のポイント
小学校 既習の内容や学び方を生かす授業の構想
新谷 和幸
中学校 学習到達度の確認と学習活動の重点化
中平 一義
高等学校 「真正の学び」を実現する「獲得型」の学び〜演劇的手法を用いた「主体的・対話的で深い学び」
藤牧 朗
2 タイプ別に考える つまずきフォローアップアイデア
(1)社会的事象(社会科)に興味がない子
フォロー的視点ではなく授業の改善視点が大切
西尾 一
(2)資料の読み取りが難しい子
資料読み取り指導の段階を明確にして,フォローアップ
麦田 哲之
(3)振り返り活動が難しい子
深い思考,深い理解を促す「振り返り」の手立て
今 隆史
3 すきま時間に取り組める! 知識定着&基礎固め10分間ワーク
小学校3年/身近な地域や市区町村の様子
基盤となる知識の定着を図るワーク
杉森 至
小学校4年/都道府県の様子
地図帳を使って学びを振り返ろう
安野 雄一
小学校5年/我が国の国土の様子と国民生活
活用を通して知識を定着させる
永井 健太
小学校5年/我が国の工業生産
学習指導要領で示された知識を基に,ワークを考える
出井 伸宏
小学校6年/我が国の政治の働き
関係図のような形で整理するワーク
佐藤 章浩
小学校6年/奈良時代
自主的な学習を促す,歴史人物ワーク
塩路 文哉
中学校地理的分野/世界各地の人々の生活と環境
もう一つ重要語句が! でも,秘密
南畑 好伸
中学校地理的分野/日本の地域的特色と地域区分
点から線へ,線から面へ
宮ケ原 隆二
中学校歴史的分野/古代までの日本
「古代ならでは」の“関連付け重視ワーク”
岡野 英輝
中学校歴史的分野/近現代の日本と世界
近代戦争の流れと戦後の改革
村上 利雅
中学校公民的分野/私たちと現代社会
現代社会を読み解く3つのキーワード
上西 好悦
4 学び残しゼロ! 小学校 学年別 3学期の授業プラン
3年
カード型社会科授業で学びを深化
福山 憲市
4年
社会に自ら関わろうとする子を育てる
小倉 秀志
5年
こんな時こそ基本の授業をやってみよう!
佐々木 豊
6年
児童と社会事象,児童同士を「つなぐ」学習
浅野 光俊
5 学び残しゼロ! 中学校 分野別 3学期の授業プラン
地理的分野/世界の諸地域
大単元の課題を段階的・系統的に配列し,見方・考え方を鍛える
梶谷 真弘
地理的分野/日本の諸地域
生徒の学習経験を活かし学習活動を工夫する
青柳 慎一
歴史的分野/中世の日本
より具体的な学習内容や,問いの構造で組み立てる授業設計の工夫
藤原 正治
歴史的分野/近世の日本
「近世の日本」の本質をつかみ,時代の変化を説明できる学びを創る
上畑 直久
公民的分野/私たちと政治
学習事項の精選に生徒を参画させる
善財 利治
6 学び残しゼロ! 高等学校 分野別 3学期の授業プラン
地理
熱帯アジアの風土―自然と人間との関わり―
木村 昌司
歴史
カードゲームで今の国同士の力関係を考える
上嶋 智江
公民
「国際社会の課題と日本の役割」という視点で教材を精選する
大橋 弘志
最新情報で徹底解説! どうなる・どうする社会科教育 (第22回)
長期的な視点で行う,効率的な評価@
小倉 勝登
スペシャリスト直伝!授業がもっとうまくなる社会科授業スキル (第10回)
「単元の振り返り」を充実させるためのスキル
佐藤 正寿
100万人が受けたい!見方・考え方を鍛える中学社会 大人もハマる最新授業ネタ (第10回)
なぜ,困っている人を助けなければならないの?〜遠くのあの子とあなたのつながり〜
河原 和之
〜公民(SDGs)〜
新学習指導要領 社会科授業デザイン&評価のポイント (第10回)
社会科の授業デザイン(4)
澤井 陽介
〜「オンライン授業研究会」〜
ICTも有効活用!板書&資料でよくわかる授業づくりの教科書 (第22回)
6年生「戦争と人々のくらし」
朝倉 一民
〜教えて考えさせる戦争の授業〜
見方・考え方を働かせる!単元を貫く学習課題でつくる中学社会ワーク (第10回)
空間的相互依存作用に着目させる学習
川端 裕介
〜中学地理「東京オリンピックの影響」〜
地理大好きな子どもを育てる!見方・考え方を鍛える地理授業デザイン (第10回)
ライン,グリッド,ハブ&スポーク,そして?(空間的相互依存作用)
吉水 裕也
最新情報でしっかり解説!歴史教育はどう変わるか (第16回)
いわゆる「歴史的思考力」と「社会的事象の歴史的な見方・考え方」の関係(3)
藤野 敦
学びと社会がリアルにつながる!SDGsの視点でつくる公民授業 (第10回)
「目標14 海の豊かさを守ろう」をどう教材化するか
唐木 清志
社会科における深い学びの実現とは (第10回)
歴史と地域を接続することで実現する深い学び
中村 怜詞
銅像からわかる!つれづれ歴史散歩ガイド―目からウロコの教材づくり― (第10回)
銀行と株式会社のキホンを創った渋沢栄一の合理的な考え方
寺本 潔
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第274回)
群馬県の巻
山口 幸男
編集後記
中野 真実

編集後記

 二〇二〇年。新型コロナウイルスにより,教育現場は通常とは異なる対応を求められました。四月からスタートするはずのカリキュラムにも見直しが入り,子どもたちの学習状況・意欲にも大きな影響を与えました。三か月にわたる休校の明けが見えた六月初旬,文部科学省より「学びの保障」に向けて通知が出されました。

 その中でも「学習活動の重点化」について,社会科では具体的に次のように書かれていました。


〇 児童が社会的事象から学習問題を見いだし,その解決への見通しをもつ活動や学習問題を追究・解決する活動,社会への関わり方を選択・判断する活動などは学校の授業で取り扱うことが望ましい。

〇 児童が議論などを通して互いの考えを伝え合い,自らの考えや集団の考えを発展させることなどは,学校の授業で取り扱うことが望ましい。

〇 上記の学習問題を追究する活動の中で,必要な情報を収集し,読み取る活動や,学習したことを基に学習問題に対する自分の考えをまとめたり,社会生活に生かそうとしたりする活動については,事前に十分に指導した上で学校の授業以外の場で取り扱うことが考えられる。その際,例えば児童がまとめたレポートやノートを集めるなどして,学習状況を確認することが大切である。


 このように大変な状況下ではありますが「あらゆる手段で,子供たち誰一人取り残すことなく,最大限に学びを保障」するために,様々な取り組みがなされてきています。そこで,三学期を直前に控えた今,このような緊急下,児童生徒が次年度・次のステージの学びへ安心して,いきいきと向かっていけるよう,本特集を企画致しました。

 異例の事態の中,先の見えない不安を抱えながら授業へと向かう全国の先生方のため・そして子どもたちの「学びの保障」と笑顔のため……と,幅広くご紹介頂きました。


   /中野 真実

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • それぞれ苦手とする課題のタイプ別に、それらに対する手立てが詳しく提案されており、今後の授業づくりに非常に参考になりました。
      2021/2/930代・中学校教員
    • 毎号大変参考になります。基礎固めなどは毎年の課題なので、今回の本誌を参考にしていきたいです。
      2021/1/1620代・中学校教員
    • 3学期の授業にむけて、この特集記事を読み、冬休みのあいだに準備するきっかけができました。
      2020/12/2930代・中学校教員

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