社会科教育 2011年6月号
授業が成功する“指導案の言葉”100選

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社会科教育 2011年6月号授業が成功する“指導案の言葉”100選

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ジャンル:
社会
刊行:
2011年5月9日
対象:
小・中
仕様:
A5判 138頁
状態:
絶版
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目次

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特集 授業が成功する“指導案の言葉”100選
“指導案の言葉”をこう変える=よい結果のベスト5
使役の言葉を使わずに、指導者の役割を明示する
馬野 範雄
発問は作業指示と確認がセット
久保 宏行
意思決定の場面設定を
小宮 宏
「発問」を「喚起」に
澁澤 文隆
学習・指導・案の言葉
田中 力
子どもの思考が多岐にわたる発問づくり
徳永 淳一
ベスト5より、まず一つの視点
西尾 一
授業が見える指導案
宮崎 道久
参観者がほしい指導案の言葉
渡辺 敏
よい指導案の書き方=基礎基本はここだ!
指導案のフォーマットと枠に入れるよい言葉
照井 孝司
発問の言葉を選ぶ視点と授業での留意点
奥田 嚴文
作業指示の言葉を選ぶ視点と授業での留意点
平松 英史
授業がイメージ出来る指導案の読み方ポイント
岩切 洋一
指導案から授業を診断するポイント
新保 元康
授業の目利きは“ここ”を見ている! 指導案の“言葉”→見えてくる“授業”像
「ここで話し合いをさせる」から見えてくる授業像
脇 規洋
「ここで考えさせる」から見えてくる授業像
大田 公蔵
「理解を深める」から見えてくる授業像
渡辺 喜男
「なぜでしょう」から見えてくる授業像
渡辺 敏
「ここで確認する」から見えてくる授業像
山口 章
「○○を調べなさい」から見えてくる授業像
立石 佳史
「発表させる」から見えてくる授業像
畑屋 好之
「ノートにまとめなさい」から見えてくる授業像
千葉 康弘
「予想しなさい」から見えてくる授業像
丸 一哉
「教える・説明する」から見えてくる授業像
椿原 正和
“指導案の言葉”で授業はどう変わるか この単元の指導案=AよりBが何故よいか
3年「わたしたちの市の様子」指導案=AよりBが何故よいか
田山 修三
4年「地域の発展に尽くした人々」指導案=AよりBが何故よいか
中田 幸介
5年「これからの食料生産とわたしたち」指導案=AよりBが何故よいか
溝端 久輝子
6年「3人の武将と全国統一」指導案=AよりBが何故よいか
桑原 佑樹
中学歴史「征夷論から考える近代的な国際関係」指導案=AよりBが何故よいか
黒木 俊治
中学地理「日本の諸地域」指導案=AよりBが何故よいか
樫村 弘一郎
【有田指導案】「戦争の授業」を授業にかける―実物紹介と授業結果レポート
有田実践を授業すると、必要な学習技能が見える
長谷 博文
俎上に載って
教材はむずかしいが面白い授業ができる指導案だと証明
有田 和正
【向山指導案】「日本の人口」を授業にかける―実物紹介と授業結果レポート
あれから25年。本当の提案が分かった1時間の授業
河田 祥司
俎上に載って
今も鮮明な立ち合い授業
向山 洋一
【谷指導案】「尖閣諸島」を授業にかける―実物紹介と授業結果レポート
谷和樹氏の勇気ある問題提起を授業にかけて見えてきたもの
伴 一孝
俎上に載って
子どもたちの作文が素晴らしい。このような指導を全国で展開して欲しい
谷 和樹
ドキュメント!研究授業の指導案づくり 私のバックヤード
「学習問題」「教材」「子どもの意識の流れ」よい指導案をつくる3つのポイント
山下 真一
「ふたこぶラクダ」の授業案づくり〜ピーク・エンドの法則を取り入れて〜
柳沼 孝一
40人の優しい日本人〜あなたは人を裁けますか?〜「裁判員制度」を題材とした指導案づくり
柳澤 一輝
指導案研修―若手の不満と先輩の苦言
若い教師を鍛える最高の場
明石 要一
本時の授業課題を絞り込む!
安野 功
授業者は、明日使える手だてを求め、助言者は、「社会科の何たるか」を育てようとする
目賀田 八郎
小特集 子どもに語る“憲法の話”
関心もちにくい解釈改憲だらけの日本国憲法
村井 淳志
戦争好きではないけれど
吉田 正生
憲法と天皇と国体
宮崎 正康
憲法公布を新聞はどう伝えたか
小原 友行
日本国憲法は、仮の憲法だった? 一〇日間で作成されたGHQ草案
佐藤 琢朗
四月一〇日と五月三日を繋ぐもの―男女普通選挙と日本国憲法の誕生―
宮薗 衛
ルールの基本 それが憲法
土井 謙次
今月のヒト・モノ・コト=まるごと学習ルーレット (第3回)
もう一歩先の調べ学習(表現、発信など)まですすめてみよう
許 鍾萬
〜もう一歩先の調べ学習(表現、発信など)まですすめてみよう〜
解説
私の写真館―教材化出来るアングル・発見点のフォーカス術 (第3回)
社会科見学の事前指導で興味と探究意識をもたせる
沼田 能昌
ジマンしたくなる“社会科新聞づくり” (第3回)
地球環境新聞 5年
斉藤 眞弓
“この写真”どう読解させるか (第3回)
人間の働きと地域資源の保護・活用が結び付く学習を!
石原 洋一
教科書に登場する“日本語”の深読み (第3回)
鉄砲伝来
佐藤 民男
〜武士の世に多大な影響を与えた鉄砲〜
中学社会科 効果的で易しい地図活用術 (第3回)
諸地域学習における人口分布図等の活用
善財 利治
“地歴融合”社会科のこれからを考える (第3回)
日本地理教育学会における地理と日本史の連携
田部 俊充
授業者からみた社会科論争史“白熱の、あの頃・あの時”を検証する (第3回)
なんでこうなってるの? 歴史人物42名の根拠
往信
川原 雅樹谷 和樹
復信
永田 忠道
大学の社会科教育研究よ、どこへ行く〜研究者の暴走と現場の不満の間を埋める提案に向けて〜 (第3回)
現場にカリキュラム研究は不要?
渡部 竜也
小学校 すぐ使える手づくりプリントページ 思考・判断=表現力をつけるワーク (第3回)
弥生時代の人々の生活の様子を絵とことばで表現するワーク 6年生
新村 勲
中学校 すぐ使える手づくりプリントページ 思考・判断=表現力をつけるワーク (第3回)
ロールプレイング(模擬裁判)を取り入れた公民学習
宇田川 勝司
新社会科の評価規準 (第3回)
子どもの作品・文章をどう採寸するか
北 俊夫
〜変容を踏まえて総合的に評価する〜
“オミナ”もすなる“社会科”―伝統文化の教材開発と授業 (第3回)
津山市が誇る偉人 日本の科学は、宇田川家三代によって開拓された
赤木 雅美
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第159回)
山梨県の巻
深澤 秀興
編集後記
樋口 雅子
社会科は楽しい!“国の名称と位置ビンゴ”面白活用術 (第3回)
楽しみながら、都道府県を覚えよう!
赤塚 邦彦

編集後記

◯…指導案は、よく、・授業の流れを端的に表したもの。・授業の骨格を示したもの。

といわれますが、プロの目からは、

・教師の働きかけが見える指導案を作成すべき。・教師の指導力が見えてくるのが指導案。ともいいます。

ですから、逆に、教師の働きかけとしての、〈発問や、作業指示〉を明確にすることが指導案にとっては、一番大事な要素―とも、いえるようです。

たしかに、「ここで話し合わせる」と、指導案に書いてあっても、

・何分ぐらいか。

・どういう発問で開始するのか。

・形態は、お隣同士なのか、グループなのか、全体への問いかけなのか。

などの情報がないと、授業の骨格をつかむことは難しいのではないかと思います。

もちろん、指導案通りの授業がいい授業か?という昔から?のQをはじめ、研究授業時には、授業後に指導案を配り、検討会を盛り上げるというやり方など、指導案をめぐる新しい動きもあるようです。

総じて、形式を踏襲したような?指導案づくりを重ねても、〈畳の上の水練〉になりかねない―ということかと思います。

そこで、本号では、指導案をめぐる、さまざまな角度からの研究の現状と課題をはじめ、この単元、いつもはこういう発問言葉だったのだけど、そうか、こういう言葉にすれば、もっと子どもの思考を引き出せるなど、すぐ使える情報も、あわせてご紹介いただきました。

〈樋口 雅子〉

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