社会科教育 2011年7月号
ニュース深読み=時事問題ドリル43選

C627

«前号へ

次号へ»

社会科教育 2011年7月号ニュース深読み=時事問題ドリル43選

紙版価格: 796円(税込)

送料無料

電子版価格: 716円(税込)

Off: ¥80-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
社会
刊行:
2011年6月6日
対象:
小・中
仕様:
A5判 138頁
状態:
絶版
出荷:
ダウンロード
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 ニュース深読み=時事問題ドリル43選
ニュース感度―私が目ざしている“プロの目”
“プロの目”は正義の目か
岩田 一彦
解説が分かりやすく主張も明確
佐桑 徹
筑紫哲也氏と「多事争論」
前嶋 匠
マスコミとネット=世論づくりの近未来を予測する
ネットはマスメディアを越えるか―テレビが生き残るには―
茅野 臣平
賢者は歴史に学ぶ
小西 正雄
ニュースに疑問=時事問題を深読みする“目のつけどころ”
時事問題の「四つの論じられ方」
吉川 幸男
自分の視点を確かめ、いろんな立場からニュースを読む
川上 良尚
オーソドックスな時事問題=面白くする“ひと味プラス”ヒント
政治問題を面白くする“ひと味プラス”ヒント
梅津 正美
経済問題を面白くする“ひと味プラス”ヒント
安野 功
文化問題を面白くする“ひと味プラス”ヒント
栗波 昭文
産業問題を面白くする“ひと味プラス”ヒント
江間 史明
科学問題を面白くする“ひと味プラス”ヒント
佐々木 昭弘
環境問題を面白くする“ひと味プラス”ヒント
大橋 信
気象問題を面白くする“ひと味プラス”ヒント
西村 一洋
法教育問題を面白くする“ひと味プラス”ヒント
西村 公孝
スポーツ問題を面白くする“ひと味プラス”ヒント
根本 正雄
小学校=時事問題単元に“最速ニュース”挿入のヒント
「災害」単元に“最速ニュース”挿入のヒント
桜木 泰自
「農業」単元に“最速ニュース”挿入のヒント
佐藤 幸也
「価格と費用」単元に“最速ニュース”挿入のヒント
猪瀬 武則
「情報ネット」単元に“最速ニュース”挿入のヒント
橋本 祥夫
「遺跡・文化財」単元に“最速ニュース”挿入のヒント
田口 広治
「国際交流」単元に“最速ニュース”挿入のヒント
善財 利治
中学校=時事問題単元に“最速ニュース”挿入のヒント
「地理」単元に“最速ニュース”挿入のヒント
猪野 滋
「公民」単元に“最速ニュース”挿入のヒント
上園 悦史
ニュースを“身近にする”時事問題の取り上げ方
3年:ニュースを身近にする時事問題の取り上げ方
石橋 昌雄
4年:ニュースを身近にする時事問題の取り上げ方
江崎 広章
5年:ニュースを身近にする時事問題の取り上げ方
小林 秀行
6年:ニュースを身近にする時事問題の取り上げ方
川上 秀和
中学地理:ニュースを身近にする時事問題の取り上げ方
荒井 正剛
中学:ニュースを身近にする時事問題の取り上げ方
鴛原 進
ニュースに強い子を育てるドリル問題づくり―実例紹介
こんなニュースで“クイズづくり”
山下 真一
こんなニュースで“ゲームづくり”
井上 奈穂
こんなニュースで“クロスワードづくり”
新村 勲
こんなニュースで“PC活用”
戸村 隆之
ニュースに敏感!教室環境づくり&わくわく実践のヒント
時事問題でレポート発表の指導
平松 英史
時事問題を入れた新聞づくりの指導
中原 真二
時事問題で日記を書かせる指導
野ア 隆
NIEを取り入れた活動づくりの指導
小原 友行
子どものニュース感度=チェックシート試案 “この言葉が入ってたら○、これを知らなかったら×”一覧
小学校:ニュース感度のチェックシート
河田 祥司
中学校:ニュース感度のチェックシート
柳澤 一輝
時事問題は今=大受けの現状から見えてくるもの
入試に時事問題―社会科以外への進出度
児玉 修昌
社会科受験科目―時事問題の人気度
橋本 康弘
コピーOKページ ニュースで作文ドリル
子どもが書いたお手本紹介
林 健広
小特集 2011年夏〜秋に開催する研究集会ご案内
今月のヒト・モノ・コト=まるごと学習ルーレット (第4回)
「けすんじゃないよ、届けるんだよ。」―節電に取り組んでみましょう
許 鍾萬
〜「けすんじゃないよ、届けるんだよ。」―節電に取り組んでみましょう〜
解説
私の写真館―教材化出来るアングル・発見点のフォーカス術 (第4回)
「一番○○」を探せ! 一番探しで追究心に火を灯す
吉崎 安浩
〜学区の一番○○から地域・市・県の一番○○探しへと広げていく〜
ジマンしたくなる“社会科新聞づくり” (第4回)
歴史新聞 6年
斉藤 眞弓
“この写真”どう読解させるか (第4回)
副読本「私たちのまち仙台」の一押しから
大風 秀康
〜杜の都と震災に強い都市づくり〜
教科書に登場する“日本語”の深読み (第4回)
室町文化
佐藤 民男
〜乱世が生んだ日本文化の源流〜
中学社会科 効果的で易しい地図活用術 (第4回)
年次の異なる土地利用図を活用する追究学習
吉田 基
“地歴融合”社会科のこれからを考える (第4回)
日本地理教育学会における地理と世界史の連携
田部 俊充
授業者からみた社会科論争史“白熱の、あの頃・あの時”を検証する (第4回)
北朝鮮をバラ色に教えていた社会科教師のバックボーン
往信
川原 雅樹谷 和樹
復信
向山 洋一
大学の社会科教育研究よ、どこへ行く〜研究者の暴走と現場の不満の間を埋める提案に向けて〜 (第4回)
現場経験とズレる?発達心理学
渡部 竜也
小学校 すぐ使える手づくりプリントページ 思考・判断=表現力をつけるワーク (第4回)
お米の宣伝文、ふくろのデザインを考えさせるワーク 5年生
新村 勲
中学校 すぐ使える手づくりプリントページ 思考・判断=表現力をつけるワーク (第4回)
紙上旅行を楽しみながら応用力を伸ばす地理学習
宇田川 勝司
新社会科の評価規準 (第4回)
子どもの作品・文章をどう採寸するか
北 俊夫
〜キーワードを使って表現させる〜
“オミナ”もすなる“社会科”―伝統文化の教材開発と授業 (第4回)
植物学の始まりと宇田川榕菴『植学啓原』によって近代植物学を開拓した!
赤木 雅美
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第160回)
愛知県の巻
西尾 一
編集後記
樋口 雅子
社会科は楽しい!“国旗ビンゴ”面白活用術 (第4回)
楽しみながら、国旗とその国の名前を覚えよう!
赤塚 邦彦

編集後記

◯…「台風が豊後水道を通った時のこと。豊後水道というのは、水道なのですか?≠ニ子どもから疑問が出された。海上保安庁水路部に電話しました。ここは正確な海図を作るために、いつも測量をしている役所です。驚いたことに役所として、水道と海峡の違いの定義はないんだそうです。

水道は「海や湖で陸または島のために水面がやや細くなっているところ」

海峡は「海洋中で、陸地に挟まれて狭くて深い水路。両側とも外海に通じているもの」

というのが辞書の定義だという説明だったのですが、これだと、豊後水道も関門海峡も一方は瀬戸内海に通じているから、ことさらに区分けする理由がわかりません。

担当者にしつこく聞いたところ、実は、明治4年にイギリスの指導のもとに日本周辺の海図を作った際、イギリス人がここはチャンネル∞ここはストレート≠ニ指示を出し、チャンネルを水道、ストレートを海峡と翻訳したものであることが分かりました。

何と、その時のイギリス感覚≠ナ決まっていたのですね。いや勉強になりました」

大変長い引用になりましたが、ちょうど15年前、時事問題で特集をした時、当時、評判だったNHKの「週刊子どもニュース」のキャスター、池上彰氏にお書きいただいたことを思い出し、バックナンバーを探して再発見した箇所≠ナす。

そうだったのか!と思い引用しましたが、ニュースを通り一遍でやり過ごすのと深く掘り下げるのでは、全く違う結果をもたらすものだと改めて思い知らされました。

それにしても、この時の8ページに及ぶ池上論文、再録しても全然おかしくないというか、最新刊の著作とも基本はまったくぶれていないところ、さすが!と思いました。

〈樋口 雅子〉

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ