国語教育 2026年10月号
結局、教師はどこまで出ればいいのか

B922

«前号へ

次号へ»

国語教育 2026年10月号結局、教師はどこまで出ればいいのか

紙版価格: 850円(税込)

送料無料

翌日発送

電子版価格: 765円(税込)

Off: ¥85-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
国語
刊行:
2026年9月7日
対象:
小・中・高
仕様:
A5判 130頁
状態:
在庫あり
出荷:
2026年9月24日
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 結局、教師はどこまで出ればいいのか
座談会 結局、教師はどこまで出ればいいのか
藤原 友和上地 真理子中野 裕己
プロフェッショナルに聞く 「教師の出どころ」の見極めかた
探究的な学習における教師の出
大村 幸子
「教師の出どころ」はタイミングが9割
中野 裕己
「生徒主体の授業における教師の出どころ」を考える上で大切なこと
宗我部 義則
子どもの言葉をどう拾う? 誘導にならない板書のポイント
石川 培
子どもの思考を止めない「問い返し」 注意点と活用法
広山 隆行
出る? 出ない? 悩みがちな授業場面とその対応
単元の導入―学びのきっかけを与えるか、引き出すか
白坂 洋一
初発の読み―誤読・拡散はどこまで許されるか
牧園 浩亘
中心発問―直接投げかけるか、たどり着かせるか
内山 季方
子どもの発言―どこまで「言い換え」ていいか
程野 純貴
グループ活動―停滞・話題のズレにどう介入するか
溝上 剛道
全体交流―意見の流れにどう介入するか
久住 翔子
まとめ―どこまで整理し、言葉にするか
松下 崇
振り返り・フィードバック―どこまで踏み込んで価値づけるか
堀口 史哲
子どもの「間違い」の受け止め方・生かし方
岩崎 直哉
授業の流れで見る 教師の出どころ・引きどころ
小学校低学年/みんなでよりよい話し合いをしよう(オリジナル教材)
友永 達也
小学校中学年/ごんぎつね(東京書籍・教育出版・光村図書)
岡田 憲典
小学校高学年/やまなし(光村図書)
黒瀬 貴広
中学校/少年の日の思い出(東京書籍・三省堂・教育出版・光村図書)
槙原 宏樹
[巻頭連載]図解でわかる新学習指導要領のキーワード (第7回)
現状の課題認識
樺山 敏郎
世界一わかりやすい 今月の指導案図解 (第7回)
小1/おもいうかべながら よもう
樋口 綾香
〜くじらぐも(光村図書)〜
小2/説明の仕方に気を付けて読み、それを生かして書こう
岡田 憲典
〜紙コップ花火の作り方(光村図書)〜
小3/伝え方の工夫に着目して、説明文を読もう!
笠原 冬星
〜くらしと絵文字(教育出版)〜
小4/筆者の表現の工夫や伝えたいことを考えよう
星野 克行
〜未来につなぐ工芸品(光村図書)〜
小5/たがいの立場を明確にして、話し合おう
平井 和貴
〜よりよい学校生活のために(光村図書)〜
小6/筆者の工夫をとらえて読み、それをいかして書こう
河合 啓志
〜『鳥獣戯画』を読む(光村図書)〜
中1/自分だけの故事成語辞典を作ろう
小林 航
〜故事成語―中国の名言―(教育出版)〜
中2/筆者に問い返しながら読む
宍戸 寛昌
〜モアイは語る―地球の未来(光村図書)〜
中3/わたしには考える力がある
宍戸 寛昌
〜考えを効果的に伝えよう―多角的に分析して批評文を書く(光村図書)〜
樋口綾香先生のおすすめ「教材研究」ストック (第7回)
〔今月の教材〕くじらぐも(光村図書1年)
樋口 綾香
多様性を包摂する国語授業づくり (第7回)
国語教材に描かれた多様性の包摂【第1学年】
橋 達哉
みんなで読みたい 国語教育 この論文 (第7回)
多様な「わかる」「できる」が響き合う授業とは?
小里 直通大日方 碧
今月の「国語の学び」レポート (第7回)
〔今月の話題〕内なることばを培い、つながりを育む
名冨 綾乃佐野 比呂己
国語教育の実践情報 (第127回)
小学校/全国小学校国語教育研究会主催 第36回 夏季実践交流セミナー
大塚 健太郎
中学校/令和8年度全国学力・学習状況調査の報告書について
鈴木 太郎
わが県の国語ソムリエ (第173回)
香川県
浅井 哲司
編集後記
大江 文武
今月号 掲載教材一覧

編集後記

 近年、「教師の出場(でば)」という言葉が、先生方の口からしばしば聞かれるようになりました。教師主導の学びから子どもたちが自ら舵を握る学びへと学習観が移り変わるなかで、この言葉が、授業づくりを担う先生方にとって新たな、そして重要な視点を凝縮しているように感じています。

 子どもの学びを追いかけるあまり、先生方はいつしか「出ることへの遠慮」のような葛藤に苦しんでいるのではないでしょうか。しかし、このタイミングで問い返すべきか、この発言を拾い上げて全体に投げるべきか、このグループの停滞に、いま介入すべきか……そうした教師の判断の積み重ねこそが、授業における学びの質を左右しているはずです。教室という学びの空間において、教師の一挙手一投足には、大きな意味が生まれます。どの言葉を板書し、どの発言に反応し、どの場面で沈黙を守るか。その一つ一つに、意図があり、技術があり、事前の準備があることでしょう。

 本特集では、「子ども主体の授業」という理念の先にある、より授業のリアルな場面にクローズアップし、「この瞬間、教師は出ていくのか」「出ていくとしたら、どのように出ていくのか」という具体的な問いを扱います。読者の先生方お一人お一人が、「自分ならここでどうするか」を考え直すための素材として、お読みいただければ幸いです。


   /大江 文武

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ