- 特集 ICTで変わる!国語授業アップデート2021
- 国語科×ICT 授業アップデート成功のポイント
- 小学校/活用意図のメリットから考える国語科×ICT
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- 中学校・高等学校/「未来からの留学生」のためにできること
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- 特徴から活用法まで!いま使いこなしたいICTツール7選
- デジタル教科書―読む・書く・思考を支援する
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- ロイロノート・スクール―見方・考え方を働かせた深い学びを促すツール
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- G Suite for Education―個の指導の充実と新たな話し合いの展開
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- YouTube―いつでも,どこでも,何度でも
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- Microsoft Teams―子どもが主体となって活用できる
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- schoolTakt―webブラウザで協働学習!
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- Flipgrid―シンプルで安全に,動画を使った共同学習ができるツール
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- ICTを活用した国語授業アイデア2021
- 小学校
- 【話すこと・聞くこと】パワーポイントでスピーチ活動をより楽しく,より充実!
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- 【書くこと】良いこといっぱい ICTを活用した紹介文作成
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- 【読むこと】「問いベース」の読みを深める授業
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- 中学校
- 【話すこと・聞くこと】Zoomでの話し合いを活性化する
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- 【書くこと】未来ハンター「○○○の大予言」〜kintoneを使って未来をハントしよう〜
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- 【読むこと】デマを捕まえろ!〜メディアとの付き合い方を考える〜
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- 高等学校
- 1人1台環境での漢詩調べノート作成と音読
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- オンライン授業スキルを活かすICT教育
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- 小特集 プロフェッショナル推薦!国語教師のための必読書ガイド
- 善方 威著『全教科対応!読める・わかる・解ける 超読解力』
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- 対崎 正宏著『論理的思考力が飛躍的に高まる 大人の「読む力」』
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- 石黒 圭著『文章は接続詞で決まる』
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- 富澤 敏彦著『たった10分で身につく きれいな字を速く書く技術』
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- 藤森 裕治著『学力観を問い直す 国語科の資質・能力と見方・考え方』
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- 井上 尚美著『思考力育成への方略』
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- 二瓶 弘行著『二瓶弘行国語教室からの提案 物語の「自力読み」の力を獲得させよ』
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- 「読み」の授業研究会・関西サークル著『小学校国語科 「言葉による見方・考え方」を鍛える 説明文・論説文の「読み」の授業と教材研究』
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- 安居 總子・甲斐 利恵子編著『中学校 国語授業づくりの基礎・基本』
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- 堀 裕嗣著『国語科授業づくり 10の原理・100の言語技術』
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- 古田 尚行著『国語の授業の作り方 はじめての授業マニュアル』
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- ナンシー・アトウェル著『イン・ザ・ミドル ナンシー・アトウェルの教室』
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- AIに負けない「読解力」を考える (第10回)
- 新聞にみる「読解力低下」言説とRST
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- 問い×交流が生み出す読みの学習デザイン (第10回)
- 「枕草子」(中学2年・光村図書)
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- 論理的に「考える国語」の授業づくり (第10回)
- 「考える国語」で習得・活用する思考活動の技 その1
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- 〜「用語」の習得・活用〜
- 小学1年/「ちえ」ってなんだろう?
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- 〜[教材]説明文/「子どもをまもるどうぶつたち」(東京書籍)〜
- 小学2年/あなのやくわりを考えよう
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- 〜[教材]説明文/「あなのやくわり」(東京書籍)〜
- 小学3年/筆者の主張と事例の関係に着目して読む
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- 〜[教材]説明文/「人をつつむ形―世界の家めぐり」(東京書籍)〜
- 小学4年/三つに分けて文章構成を考えよう
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- 〜[教材]説明文/「数え方を生み出そう」(東京書籍)〜
- 小学5年/『「弱いロボット」だからできること』って,どんなこと?
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- 〜[教材]説明文/「「弱いロボット」だからできること」(東京書籍)〜
- 小学6年/三部構成の<中>の構成の違いに着目して筆者の工夫を捉える
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- 〜[教材]説明文/「プロフェッショナルたち」(東京書籍)〜
- 主体的・対話的で深い学びを実現する学習課題&発問モデル (第10回)
- 心情描写が多い特徴や読者の読みの傾向に即して「走れメロス」(各社2年)
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- 中学1年/詩人の言葉にこだわって読み,自身の言葉の感覚を研ぎ澄まそう
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- 〜1月/読むこと 【教材】「ぼくが ここに」(光村図書)〜
- 中学2年/討論によってメロスの人柄に迫ろう
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- 〜1月/読むこと,話すこと・聞くこと 【教材】「走れメロス」(光村図書ほか)〜
- 中学3年/反例を考えることで,文章を批判的に読む
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- 〜1月/読むこと 【教材】「何のために「働く」のか」(東京書籍)〜
- クラス全員が達成感を味わう! DOI流 国語教室づくり (第10回)
- 言葉がけ
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- 〜子どもの活動の質・授業の質を高める教師の言葉がけ〜
- 野口芳宏の国語授業四方山ばなし (第10回)
- 教育技術の法則化運動・零れ話(中)
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- 〜「模擬授業」誕生の裏話〜
- 国語教育の実践情報 (第58回)
- 小学校/「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料の事例3
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- 中学校/令和二年度全国学力・学習状況調査問題の公開
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- わが県の国語ソムリエ (第105回)
- 滋賀県
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- 編集後記
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- 今月号 掲載教材一覧
編集後記
新型コロナウイルス感染症の流行により,学校教育にとっても未曾有の年となった2020年。コロナ禍がもたらした負の要素に対し「どうリカバリーするか」という思考が優先されがちな状況の中で,コロナ禍を通じて新たに見えてきた課題を前向きにとらえ,「学校アップデート」によって,よりよい学校のあり方につなげていこうという気運も広まりつつあります。授業について言えば,オンライン授業や「学校の新しい生活様式」に基づいた活動,学習活動の重点化等を実施していく中で,普段の授業では気に留めなかったことに気付いたり,子供たちの思わぬ変化を見つけたりという経験をされた先生もおられるのではないでしょうか。新学習指導要領の実施に当たっては,コロナ禍以前から「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善が求められてきましたが,今こそ,さらなる「授業アップデート」を考えるチャンスと言えるのではないかと思います。
「授業アップデート」を考えるうえで今や欠かせないのが,教育ICTの活用です。文部科学省が公表した『教育の情報化に関する手引―追補版―』(令和2年6月)では,ICTを効果的に活用した学習場面の分類例が,次のように整理されています。
(1)一斉学習
教師による教材の提示
(2)個別学習
(1)個に応じた学習
(2)調査活動
(3)思考を深める学習
(4)表現・制作
(5)家庭学習
(3)協働学習
(1)発表や話合い
(2)協働での意見整理
(3)協働制作
(4)学校の壁を越えた学習
「アップデート」とは必ずしもすべてを新しくするということではなく,こうした学習場面に応じた部分部分の効果的な「更新」を積み重ねることで,よりよい学びへとつながるということではないかと思います。ICTについては現在,GIGAスクール構想の実現に向けて,一人一台のタブレット端末を利用して,授業で活用できる様々なツールやアプリが開発されています。これらを効果的に活用し,「授業アップデート」を実現するためにも,今号では,それぞれのツールの特性を踏まえて,どの学習場面でどのようにICTを活用すればよいのかを,事例を通じてご紹介できればと考え,特集を企画いたしました。
また小特集では,国語教師のためのブックガイドとして,教育書・教育雑誌でもご執筆経験豊富な先生方に,お勧めの国語教育関連書をご紹介いただきました。読書を通じて先人の知恵に学ぶことも,ICTとはまた別の角度から,読者の先生方の「授業アップデート」につながることを願っております。
/大江 文武
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- 明治図書
- ICTで困っていたので、うれしいです。授業のことがくわしく書かれていたので、実践してみようとおもいます。2021/10/2220代4年生担任
- コロナ禍で一気にICT教育が進んだ中で、様々な実践を知ることができて良かったです。2021/2/2640代・高校管理職
- それそれのツールの特徴や活用法について、知らないことが知れました。また、それらを比較して読むことができました。2021/1/3130代・小学校教員
- 少しずつでもICTを導入しようと思いながら、どうしてもなかなか具体的に取り組めずにいたので、取組のヒントになって良かった。気になったものから試してみたい。2021/1/3遊行上人:50代・中学校管理職
- ICTツールごと、分野ごとに具体的なICT使用例が掲載されていて使い方がイメージできる。コンパクトにわかりやすくまとまっているので、国語だけでなく他教科でのICT活用の参考にもなる。2020/12/25まーママ