- 特集 資質・能力を育成し深い学びを実現する学習評価・大研究
- 提言 資質・能力を育成し深い学びを実現する学習評価とは
- 国語科で育成を目指す資質・能力と学習評価の方向性
- 資質・能力の明確な把握と目標に準拠した評価の推進
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- 国語科でのアクティブ・ラーニングの授業展開と評価
- 友だちや教師からのフィードバックが組み込まれた授業をつくる
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- 資質・能力を育成する多面的・多角的な評価とは
- パフォーマンス評価の基本的な考え方
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- アクティブ・ラーニングの視点を取り入れた多面的・多角的な評価方法と授業への生かし方
- パフォーマンス課題・ルーブリックを使った評価のポイント
- パフォーマンス課題としての言語活動「中学校生活を報告する文章を書いて交流しよう」を通して
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- ポートフォリオを使った評価のポイント
- 成長を自覚し学習の意味を実感できる評価法
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- 授業の振り返りにおける評価のポイント
- 学習課題と学習の振り返りを重ねる
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- 三つの観点から資質・能力の評価を考える―小学校の指導と評価のアイデア
- 「知識・技能」「思考・判断・表現」の観点から
- 【話すこと・聞くこと】話し合いの過程における一人一人の学びを評価する
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- 【書くこと】「縦」「横」「深さ」でつないだ三次元評価による記述力指導
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- 【読むこと】「ブックトーク」言語活動における多様な評価
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- 【伝統的な言語文化】探究的な授業と評価―対話による学びの変容を見取るには
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- 「主体的に学習に取り組む態度」の観点から
- 【主体的に学習に取り組む態度】「見通し」を持ち、自己の学びを「振り返る」ことができる子供を育てる
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- 三つの観点から資質・能力の評価を考える―中学校の指導と評価のアイデア
- 「知識・技能」「思考・判断・表現」の観点から
- 【話すこと・聞くこと】学習モデルを生かした評価方法
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- 【書くこと】「創造的・論理的思考」を見取り、いかすための評価を
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- 【読むこと】力が身に付く実感を伴う「3点セット」を活用した「評価」
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- 【伝統的な言語文化】「主体的・対話的で深い学び」をつくる評価の在り方
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- 「主体的に学習に取り組む態度」の観点から
- 【主体的に学習に取り組む態度】場の設定と学びの位置を明確にする
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- 主体的・対話的で深い学びの評価を考える―アイテムを使った指導と評価のポイント
- 〔座席表〕を使った指導と評価のポイント
- 「座席表」を用いた毎時間の支援と評価
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- 〔ホワイトボード〕を使った指導と評価のポイント
- 音声言語を可視化することで広がる指導の可能性
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- 〔ワークシート〕を使った指導と評価のポイント
- 学習プロセスに応じたワークシート
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- 【特別寄稿】平成27年度「国語に関する世論調査」の結果から見る国語科授業の課題
- インターネットの利用方法別に見る言葉遣い
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- 板書×発問でわかる! 今月の授業づくり (第12回)
- 小学1年/中心人物の大きな変化を捉える
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- 〜「だってだってのおばあさん」(光村)〜
- 小学2年/付箋を用いて文章の構成を可視化する
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- 〜「楽しかったよ、二年生」(光村)〜
- 小学3年/「○○のために、◆◆に着目して、□□する」という学習過程を意識した授業づくり
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- 〜「モチモチの木」(光村)〜
- 小学4年/相手(=未来のわたし)を意識して具体的に
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- 〜「十年後のわたしへ」(光村)〜
- 小学5年/多様な表現を楽しむ子に
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- 〜「一まいの写真から」(光村)〜
- 小学6年/結論を予想させる主体的な学びづくり
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- 〜「生き物はつながりの中に」(光村)〜
- 中学1年/思い出の場所で詩を創ろう
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- 〜「一年間のおもひでぽろぽろ」〜
- 中学2年/「協働」で物語を創造する
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- 〜「いきいきと描き出そう」(東書)〜
- 中学3年/同じ教材によって自己成長を確認させる
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- 〜「春に」(光村)〜
- アクティブ・ラーニング時代における国語教育の基礎・基本 (第12回)
- 本を読む手順と能力
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- 国語科ジグソー学習入門―ほんもののアクティブ・ラーニングを目指して (第12回)
- ジグソー学習のまとめとアクティブ・ラーニング
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- 教室の言葉から立ち上げる言語コミュニケーション教育 (第12回)
- なかよし物語の終わり
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- 国語教師力を鍛える! 素材研究・教材研究・指導法研究 (第12回)
- 詩教材「からたちの花」の素材研究と発問
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- 国語教育の実践情報 (第12回)
- 小学校/国立教育政策研究所教育課程研究指定校の研究推進
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- 中学校/第45回全日本中学校国語教育研究協議会・鳥取大会の開催
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- わが県の国語ソムリエ (第59回)
- 熊本県
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- SCHOOL REPORT (第7回)
- 博報賞受賞者訪問
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- 〜取材先:大阪府堺市立新浅香山小学校〜
- 編集後記
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編集後記
12月に公表された「答申」では、「第9章 何が身に付いたか―学習評価の充実―」の中で、評価が「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点に整理されることが示されました、「主体的に学習に取り組む態度」については、
○「学びに向かう力・人間性等」に示された資質・能力には、感性や思いやりなど幅広いものが含まれるが、これらは観点別学習状況の評価になじむものではないことから、評価の観点としては学校教育法に示された「主体的に学習に取り組む態度」として設定し、感性や思いやり等については観点別学習状況の評価の対象外とする必要がある。
○「主体的に学習に取り組む態度」と、資質・能力の柱である「学びに向かう力・人間性」の関係については、「学びに向かう力・人間性」には@「主体的に学習に取り組む態度」として観点別評価(学習状況を分析的に捉える)を通じて見取ることができる部分と、A(略)個人内評価(個人のよい点や可能性、進歩の状況について評価する)を通じて見取る部分があることに留意する必要がある。
○こうした姿を見取るためには、子供たちが主体的に学習に取り組む場面を設定していく必要があり、「アクティブ・ラーニング」の視点からの学習・指導方法の改善が欠かせない。
などとされ、評価の方法については、
○資質・能力のバランスのとれた学習評価を行っていくためには、(略)論述やレポートの作成、発表、グループでの話合い、作品の制作等といった多様な活動に取り組ませるパフォーマンス評価などを取り入れ、ペーパーテストの結果にとどまらない、多面的・多角的な評価を行っていくことが必要である。(略)総括的な評価のみならず、一人一人の学びの多様性に応じて、学習の過程における形成的な評価を行い、子供たちの資質・能力がどのように伸びているかを、例えば、日々の記録やポートフォリオなどを通じて、子供たち自身が把握できるようにしていくことも考えられる。
と記されています。
今号では、国語科として今後どのような評価が考えられるのか、次期学習指導要領が目指す評価の考え方についてのご提言や、主体的・対話的で深い学びの視点を取り入れた授業と評価の実践事例などをご紹介いただきました。特別寄稿では国語授業の課題にもつながる平成27年度「国語に関する世論調査」の結果を解説していただきました。
/木山 麻衣子
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- 明治図書