国語教育 2012年12月号
国語の学び方技能―自力読みへ誘う極意

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国語教育 2012年12月号国語の学び方技能―自力読みへ誘う極意

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ジャンル:
国語
刊行:
2012年11月6日
対象:
小・中
仕様:
A5判 136頁
状態:
絶版
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目次

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特集 国語の学び方技能―自力読みへ誘う極意
授業準備―スタンバイさせる学習用具とは?―と聞かれたら
開始早々、授業モードにする二つの道具
高見澤 信介
『国語辞典』で授業が知的になる
佐々木 真吾
「国語辞典」を傍らに
横崎 邦子
国語の学び方技能=基礎基本と指導の極意
「読みの型」―基礎基本とその指導
山口 浩彦
「書きの型」―基礎基本とその指導
小井戸 政宏
「話す型」―基礎基本とその指導
西尾 豊
「聞く型」―基礎基本とその指導
中野 慎也
「覚え方の型」―基礎基本とその指導
服部 賢一
基礎基本とその指導を読んで=200字ツイッター
田近 洵一本橋 幸康小林 一仁岸江 信介澤本 和子山下 敦子
国語力を鍛える学び方技能の極意
手順・方法を示す“書く名人”への手引き
井上 日登美
板書の写し方・ポイント指導
大野木 一雄
ノートの使い方と書き方・ポイント指導
青柳 滋
皆にわかる話し方・ポイント指導
井上 伸円
読みスピードの鍛え方・ポイント指導
小宮 孝之
集中する聞き方・ポイント指導
八巻 修
グループでの話し合い・ポイント指導
湯浅 明菜
メモのとり方・ポイント指導
阿部 梢
辞書の引き方・ポイント指導
西山 喜一郎
報告文の書き方・ポイント指導
杉本 賢二
経験と結びつける思考法・ポイント指導
福嶋 隆史
「言葉のきまり」の学び方技能=ポイントはここだ!
渡辺 大祐
自力読みへ誘う!学び方技能の指導ヒント
説明文教材=自力読みへ誘う指導のヒント
萩中 奈穂美
物語教材=自力読みへ誘う指導のヒント
福田 秀貴
詩教材=自力読みへ誘う指導のヒント
板倉 香代
伝統文化教材=自力読みへ誘う指導のヒント
梅田 芳樹
生徒の自学力を育てる授業の取り組み
中学国語・帯単元で取り組む“繰り返す・慣れる”指導
齋藤 隆彦
“国語が出来る!自分”になる練習法→指導の極意
“すらすら読める自分”になる練習の指導
森竹 高裕
“どんどん書ける自分”になる練習の指導
石井 信恵
“要点をまとめられる自分”になる練習の指導
石坂 陽
“よい話し方ができる自分”になる練習の指導
清野 真美子
“うまい調べ方ができる自分”になる練習の指導
久野 歩
自力読みに誘う「学び方技能」とは―3学期単元で提案する
小学1年
小林 秀平
小学2年
田島 亮一
小学3年
堀田 和秀
小学4年
東田 昌樹
小学5年
宍戸 威之
小学6年
国友 靖夫
中学1年
佐藤 智子
中学2年
宮嵜 信仁
中学3年
荒川 卓士
小特集 国語教師の赤ペン心得帳―禁じ手はこれだ!
日記指導 赤ペンの基本は誉める
小田 哲也
先生の親切心が仇となる
堀田 幸雄
朱書きは褒めるためのツール
遠藤 敬
たった一字を直させる
吉川 大胤
できるだけ旬の赤ペンを入れたい
石川 裕美
字が整わない子の漢字練習帳に一文字一文字お手本の字を書く
芹沢 晴信
指導ではなく、子どもにやる気を起こさせる赤ペンを!
田上 大輔
間違いだらけの日記指導
末光 秀昭
教室の言語環境づくり (第9回)
立石 泰之
国語教師=プロへのパスポート 学級通信・ノート・日記の実物紹介 (第9回)
山口 浩彦
“モノ”が刺激する楽しい作文ネタ (第9回)
集中力、語彙力、記述力がつく新聞コラム視写の授業パーツ
松原 大介
言葉の深読みドリル (第9回)
「お月さま」と「肉の月」
白坂 洋一
国語授業の情報スクランブル (第2回)
「魔法のレッテル言葉」消去の授業検討会づくり
遠藤 敬
200字ツイッター
藤井 千春寺井 正憲澤本 和子飯田 勝己香月 正登椿原 正和
〜国語授業の情報スクランブルを読んで〜
論理的に思考する「考える」授業作り (第9回)
【物語文の指導】逆思考の読みで「読後感」をさぐる
花生 典幸
〜『初雪のふる日』(光村図書4下)〜
【説明文の指導】筆者の主張や論理に対する意見を明確にして読む
大澤 八千枝
〜『鳥獣戯画を読む』(光村図書6年)〜
エロスと説得―レトリック的思考道場― (第3回)
「論理的に間違える」
香西 秀信
リズムとテンポのある国語授業をめざして (第9回)
低学年漢字指導でのリズムとテンポづくり
ワーキングメモリの弱い子は漢字も苦手だった
兼田 麻子
「漢字を覚えさせる指導」の中核は「指書き」である。「リズムとテンポ」への言及が欲しい
谷 和樹
小学校 国語実践研究の最前線&レア情報 (第9回)
水戸部 修治
中学校 国語実践研究の最前線 (第9回)
冨山 哲也
わが県の国語ソムリエ (第9回)
兵庫県
堀江 祐爾
長崎県
安河内 義己
編集後記
樋口 雅子
爆笑珍答 四字熟語面白クイズ (第9回)
新村 勲

編集後記

○…・音読がまるでできていないまま2学期を迎える学級が多い。@異常なほどスピードの遅い読み、Aいわゆる「教室節」と呼ばれる奇妙な抑揚、B一斉読みがまるで揃わない等が2学期になっても新年度のまま。指導ができないから子どもが変わらない。時間がかかるから指導をやめてしまう。1年前と同じ状態で学年末を迎える。

 ・きちんとした作文指導をしていないために、日記や作文が書けない。原稿用紙の使い方、常体と敬体との混同。漢字が作文で使えない。文のねじれが平然と存在する。推敲をしたことがない。原稿用紙3枚が書けない。スピーチのメモが作れない。要旨を抜粋して書き取れない。インタビューができない。

 その結果を見て「指導法を工夫しよう」という方向には行かず「あの子は全く分かっていない」と、子どもの人間性に原因を求め、それで結論としてしまう教員が増えているような気がする。

 ある主幹の先生からお聞きした歎き節の一端です。

 ある単元の学習が終了したら、同じような領域の学習については、学び方の転移がみられなければ―目指す自力読みなど、ほど遠い話となりそうです。

 本号では、基礎基本の学び方技能が身についていない部分があるとしたら、まだ3学期終了までに若干、時間があるなかで、重点指導していけば成果に結び付けることができる―というような問題提起をしていただきました。

(樋口 雅子)

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