- 特集 「言語活動の充実」何が重点課題か
- 提言・「言語活動の充実」何が重点課題か
- 各教科等における言語活動の充実―移行期、国語科の役割―
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- 認識の新たな地平を拓く討論力
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- 言語活動の充実による国語科の授業改革
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- 「学習用語」の明示と指導を―言語活動の充実の具現―
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- 「言語活動」の「有効性」の検証=「評価」こそ
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- 全国学力・学習状況調査B問題が示す重点課題
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- 「伝統的な言語文化」をどう生かすか
- 文章に親しむ・古典世界に親しむ
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- 古典学習における暗記・音読・暗唱を超えて
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- 文語文の音読で日本語を磨く
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- 「言語活動の充実」低学年の重点課題
- ひらめきからリズムへ
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- 「生きる力」を支え、よき学び手を育てる基礎を
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- 言語活動と指導事項を明確にした単元構想
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- 「言語活動の充実」中学年の重点課題
- 話すことで思考力を高める
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- 「ことば」への意識を高める
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- 「観光立国教育」は言語活動を充実させる
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- 「言語活動の充実」高学年の重点課題
- その言語活動で、習得する「言葉の力」の明確化を
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- 「つかむ」と「生かす」を言語活動の場へつなぐ
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- 自分の考えの形成を促す言語活動
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- 「言語活動の充実」中学校の重点課題
- 明確な目標による単元構想と典型例の提示
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- 手を代え品を代え「つけたい力」を意識させる
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- まず活動の多様化こそ―その対策は―
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- 「言語活動例」をアイデアとして活かす
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- テキストを読み解き、自分の考えを持つ
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- 教科の関連を生かして言語活動を充実する
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- 「伝え合う力」を育てる教室づくり (第74回)
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- 「読書に親しむ」授業づくり (第74回)
- 宝仙小の読書指導について
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- 国語教育人物誌 (第217回)
- 茨城県
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- 栃木県
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- 群馬県
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- 埼玉県
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- 国語教育時評
- 課題に応じて思考し表現する言語活動力の育成
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- 現場訪問 「学力向上の国語教育」最前線 (第134回)
- 「新教育時代を拓く校内研究法の確立」
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- 学習指導過程の発想の転換 (第2回)
- なぜ、学習指導過程の発想の転換なのか(2)
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- 伝統的な言語文化を教える (第2回)
- 漢字の指導技術・七箇条
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- 「活用型」学力をどう育てるか (第2回)
- 実践的「活用型」学力を育てる前に
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- 思考力・判断力・表現力等の育成と授業改善 (第14回)
- 思考力・判断力・表現力等の育成と「授業改善」(1)
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- 〜思考力・判断力・表現力等と漢字指導の授業改善〜
- なぜPISA型の活用力が必要か (第2回)
- PISA型からブッククラブへ
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- 編集後記
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編集後記
〇…本誌の臨刊で花田修一氏は、「具体的な言語活動の明示」を改訂の長所として上げていました。国語科では、次のような「言語活動」が明示されていました。A話すこと・聞くこと=説明・報告・感想・質問・応答・グループで話し合い・あいさつ・連絡・紹介・意見・学級全体で話し合い・助言・提案・討論・推薦・対話・発表・司会・スピーチ・説得など。B書くこと=想像・報告・記録・説明・紹介・メモ・手紙・詩・物語・学級新聞・依頼状・案内状・礼状・短歌・俳句・随筆・意見・編集・鑑賞・批評など。C読むこと=物語・説明・科学的・感想・紹介・詩・記録・報告・図鑑・事典・伝記・意見・解説・新聞・推薦・音読・朗読・引用・詩歌・評論・インターネット・学校図書館・比較・小説・批評・論説・報道・読書生活など。
〇…さらに花田氏は、「右に明示された言語活動は多種多様である。問題は、これらの言語活動を実際の授業でどう生かして指導していくかという点にある。現行の言語活動も多く実践されてきてはいるが、それにも増して、今後は『対話』『提案』『討論』『司会』『説得』『手紙文』『意見文』『批評文』『編集』『伝記』『解説』『新聞』『引用』『論説』『批評』『報道』などに重点化した言語活動が必要となってくるであろう。」としていました。
〇…前調査官であった小森茂氏は「言語の教育としての立場から国語科は責任を持つ」ということだと強調され、(1)思考し表現する能力、(2)伝え合う能力、(3)感性や情緒、等を育成することなどを提案されていました。
〇…本号はそのための具体的提案を特集として組みました。
(江部 満)
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