- 特集 論争から学ぶ「戦後国語教育六〇年」
- 提言・この論争から学びたいベスト3
- 「馬鹿ものども」からの発言
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- 常識が覆えるとき
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- 読みの教育に関わる論争・対立
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- 「生きる力」の育成教育から言葉の学習教育に変わる兆し
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- 「単元学習」論争から学ぶもの
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- 論争の対立論点の奥で示唆しているものに学ぶ
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- 論争から、よいとこどりの実践を
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- 「経験主義単元学習」論争から学ぶ
- 新教育の「経験主義」と国語科の学力低下
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- いつ、どのような経験を与えるか
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- 「現代仮名づかい・当用漢字」論争から学ぶ
- 漢字仮名交じり文、表記に関する伝統派と改革派と
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- 母国語としての日本語を再認識
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- 「言語教育と文学教育」論争から学ぶ
- 時代が求める指導理論と指導技術を覚える大切さ
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- 言語技術を使うこと、言語技術に使われること
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- 「生活綴方と作文教育」論争から学ぶ
- 「書くこと(作文)」教育における目的・内容を解明する手がかりを学ぶ
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- 書くことの内容と技術の統合をはかり、言語生活を豊かにする
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- 「経験主義対能力主義」論争から学ぶ
- 「経験主義対能力主義」論争からの発展をめざして
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- 理想の国語教育の探求
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- 芦田恵之助「冬景色」論争から学ぶ
- 解釈・理論・論争のあり方
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- 「冬景色」の授業から一世紀。失われた実践人としての精神を学ぶ。
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- 斎藤喜博「出口」論争から学ぶ
- それは小学校の子ども達が「すぐれた実践記録」「大学教官」と渡りあった記録である。
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- 向山型「分析批評」の着火点である
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- 「活動主義から能力主義へ」論争から学ぶ
- 言語活動と言語能力の関係を確認する
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- 論争は終わった
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- 「伝え合う力」を育てる教室づくり (第34回)
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- 「読書に親しむ」授業づくり (第34回)
- 〈体験〉に「意味を与える」読書
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- 書評
- 『作文力を伸ばす・鍛える[増補版]』(野口芳宏著)
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- 国語教育人物誌 (第178回)
- 福岡県
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- 鹿児島県
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- 沖縄県
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- 山形県
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- 国語教育時評
- 音読指導がなぜ必要なのか
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- 現場訪問 「学力向上の国語教育」最前線 (第94回)
- 自力で主体的に学ぶ生徒の育成
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- 国語の授業力の向上 (第10回)
- イソップと日本人(その2)
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- 〜アリとキリギリスの中の日本人「教師力」セミナー〜
- 国語学力を高める基本実践技法 (第10回)
- 読むことの指導(1)
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- 〜読解指導はなされてきたか〜
- 国語科教育が言葉の教育になる日は来るのか (第10回)
- 〈語彙をふやすこと〉が、思考の深まりに連動するのか
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- 到達目標としての言語技術 (第10回)
- 「確かな学力」を身につけさせる学習過程論
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- 学力保障の説明責任・結果責任 (第10回)
- 現行の「国語科」の問題点は何か
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- 編集後記
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編集後記
○…戦後の国語教育は経験主義教育を基盤とする「国語教育」の在り方を追究することから始まりました。昭和二十二年版「学習指導要領」(試案)では次の目標が示されています。「国語科学習指導の目標は、児童・生徒に対して、聞くこと、話すこと、読むこと、つづることによって、あらゆる環境におけることばのつかいかたに熟達させるような経験を与えることである」と。
○…これによって、経験主義的な国語教育観がはっきりと打ち出されたわけです。その後、国語指導における生活主義の重視、さらにはコミュニケーション機能を優先する「単元学習」が実践されることになります。しかし、その後の改訂で「学力低下の批判」を招くことになり、方向転換を余儀なくされることになります。
○…日本の国語教育の主流は、戦前から「読み方」でした。それを打破しようとしたのが試案時代の学習指導要領でした。その後の改訂で繰り返し強調されてきたのが「基礎的、基本的能力の確実な育成」でした。こうした動きを振り返って、渋谷孝氏は「国語科教育の目標がようやく人間形成という一種の思想教育から解放されつつある」と評価しています。「国語科教育の目標の中心を人間形成に訴えるのは誤りである。ことばの使い方と使い分けについての教育が主流になるべきである」と渋谷氏は強調しています。(『戦後国語教育五十年史のキーワード』から)
○…ここ数年の国語教育の論議を振り返りますと、昨年二月に国語教育の充実を提言した文化審議会の答申が重視され、次第に国語教育の充実論が高まりつつあります。本号は戦後の国語教育をめぐる論争を再検討し、これからの国語教育の在り方を探る特集です。
(江部 満)
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- 明治図書