- 特集 読書習慣を確実に育てる「宿題ネタ」
- 提言・読書習慣はどうすれば育つか
- 「読書習慣」の教育内容は教育課程に位置付け評価する
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- 子どもの読書興味を持続させる周囲の配慮が不可欠だ
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- 読書環境の継続、楽しみ読み、学校と家庭
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- バランスのとれた「読むこと」の学習指導の展開を―アメリカの事例を中心に―
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- 「子ども文化」と一体化した読書へのいざない
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- 朝の10分間読書の成果
- 「朝の読書」成功の秘訣三ヵ条
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- 読書はダイナミックに人を育てる
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- 小さな教育改革の偉大なる成果
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- 読書習慣を確実に育てる「宿題ネタ」―低学年
- 夏休みまでの計画的な読書指導が鍵!
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- 日本の昔話と科学絵本の読書に誘うネタ
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- 「論理的な」学力育成から豊かな心へ―「じどう車くらべ」「はたらくじどう車」を例に―
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- 読書習慣を確実に育てる「宿題ネタ」―中学年
- 家庭読書につなげる楽しい活動の展開
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- 子どもが何度も読みたくなる本を選ばせる
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- 表現活動との関連で読みたい本の蓄えを
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- 読書習慣を確実に育てる「宿題ネタ」―高学年
- 「見てから読むか、読んでから見るか」〜まだまだ間に合う、夏休みの宿題〜
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- 「宿題ネタ」は多読・精読・発言で
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- 「向山式読書葉書」が一番
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- 読書習慣を確実に育てる「宿題ネタ」―中学校
- 「読み浸る時間」の基盤の上に
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- 読書ノートに「引用」を書き写す
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- 生徒回路
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- 学校図書館利用に導く助言
- 朝読書が図書館をだめにする
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- 本の魅力を語ることと「攻め」の構えが大切である
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- 図書館にいったらどうするか
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- 「四つ」と関連させた四つの助言
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- 読書指導のための参考文献
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- 「伝え合う力」を育てる教室づくり (第5回)
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- 「読書に親しむ」授業づくり (第5回)
- 読書への誘い〜わたしの取り組み
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- 書評
- 『論理的思考をどう育てるか』(宇佐美寛著)
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- 『論理的思考と授業の方法』(宇佐美寛著)
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- 国語教育人物誌 (第149回)
- 島根県
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- 島根県
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- 岡山県
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- 広島県
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- 現場訪問 「学力向上の国語教育」最前線 (第65回)
- 国語学力向上を目指し特色ある学校づくり
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- 国語教育時評 (第29回)
- 授業の腕をみがく研修を
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- 教師の「話力」を鍛える (第5回)
- 言葉は事実そのものではない
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- 話すこと・聞くことの授業づくりのための教材論 (第5回)
- 教材の類型
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- 言語活動主義批判 (第5回)
- 自由読書と子ども天使観
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- 到達目標としての「言語技術」 (第5回)
- “学びの技術”としての情報リテラシー(上)
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- 〜全教科を貫く“思考・判断・批評・構成力”〜
- 戦後国語科教育史を見直す (第5回)
- 生活作文から学習作文へか、生活作文と学習作文か
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- 国語科教育学の可能性 (第5回)
- 「新しい学」の特権を生かす気概こそ
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- 編集後記
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編集後記
読書指導の方法としては朝の十分間読書に始まりブックトーク、読み聞かせ、自由読書などさまざまな方法が開拓されています。しかし子どもたちの「読書離れ」が深刻化しており、この程、文部科学省の諮問機関である文化審議会の国語分科会では、これからの時代に求められる国語力について、審議経過の概要をまとめ、国語力を身に付ける方策として、「読書の広範なすすめ」を提言しています。さらに読書は、国語力を形成している「考える力」「感じる力」「想像する力」「表す力」「国語の知識等」のいずれにもかかわり、これらの力を育てる上で中核となるものだ、と指摘しています。そのためにどうするか。読書活動の推進のためには、図書館の整備や司書教諭の充実など読書環境の整備をまず検討する必要があると提言し、学校における朝の十分間読書活動だけでなく、学校で「読書の時間」を設ける必要があるとし、さらに、読書の楽しさを子どもたちに伝えるため「教員自身の姿勢」こそ重要ではないか、としています。従来のように、単に「いっぱい本を読みましょう」ということだけでは、子どもの読書離れを防ぐことは難しいといえるようです。たとえば野口芳宏氏がすすめているように教師自身が「実際に読んで面白かった本の話」をすることも大切になってくるといえるようです。要するに「読む気にさせる手だて作り」が問われてくるわけです。夏休みを「読書習慣」を育てる機会として活用することも考える必要があります。そのためには夏休みの「宿題ネタ」の工夫が求められているといえます。本号はそのための「宿題ネタ」のあれこれの公開を特集として組みました。
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