きょういくじん会議
まじめなニュースからやわらかネタまで、教育のことならなんでも取り上げる読者参加型サイト
今年の修学旅行は―中止・延期の動きと新しい取り組み
kyoikujin
2009/5/18 掲載
修学旅行ワークブック 京都編―もっと楽しめる

 多くのメディアで報道されていますが、新型インフルエンザの国内感染が確認され休校の措置をとる自治体が出てきました。各地では、修学旅行を中止・延期する学校が相次いでいます。この動きは海外だけでなく国内旅行にも及び、13日の朝日新聞の記事によると、徳島市では全公立小学校で修学旅行を中止したそうです。

 しかし文部科学省は、14日に各都道府県・指定都市教育委員会等に通達した新型インフルエンザに関する対応について(第3報)において、以下のように述べています。

…国内の修学旅行等について実施の中止を含め再検討する自治体が一部見られるところです。しかしながら、現段階では、国内の修学旅行等について自粛を含めた再検討を求める情勢ではないと認識していますので、都道府県保健部局等とよく相談し、正確な情報に基づき適切な対応をお願いします。…

 同省では国内旅行を自粛する段階ではないとし、各自治体で冷静な判断を求めているようです。
 また、日本旅行業協会(JATA)と全国旅行業協会(ANTA)は、「修学旅行を中止することで広い視野の育成や相互理解を深めるなどの機会を奪うことになるため適切な対応が必要である」という要望書を観光庁に提出するそうです。

 修学旅行については、新型インフルエンザによる中止・延期の報道だけでなく、新しい取り組みについての話題もありました。13日の読売新聞の記事では、秋田の公立中学校教師が修学旅行の様子をブログに掲載した取り組みが伝えられています。ブログに写真やコメントをアップすることで、リアルタイムで保護者や地域の人々が子どもたちの様子を知ることができ、たくさんの閲覧があったそうです。また、14日の読売新聞の記事によると、東京、横浜の学校では修学旅行に九州を選ぶことが増えており、現地でさまざまな体験を行っているそうです。

 (財)全国修学旅行研究協会の平成19年度の修学旅行の実施概況調査(PDF)によれば、修学旅行を実施する学校が最も多いのが5月。今年は新型インフルエンザの感染拡大にともない、中止・延期を検討する学校も増えるかもしれませんが、子どもたちにとって、安全で思い出に残る旅行になることを願います。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2009/5/19 12:29:29
    仕方ないのかも知れませんけど中止はさすがに可哀想ですよね。
    今回のキャンセル料は自治体で負担してあげて、秋などに行けないのでしょうかね・・・。
コメントの受付は終了しました。