きょういくじん会議
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夏には読書感想文、冬には読書感想画?
kyoikujin
2008/2/27 掲載
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 読書感想文といえばやはり夏休みの宿題の定番ですが、その全国コンクール、第53回青少年読書感想文全国コンクールの入賞作品が今月発表されました。また、読書感想画中央コンクールも37都府県の参加で毎年開催されており、こちらも今月入賞作品が発表されました。

 両コンクールは学校ごとの参加となっており、感想文の勤労青少年の部以外は、すべて学校を通して応募することになります。審査は地方審査(各都道府県審査)を経て、中央審査会へと段階的に行われます。
 感想文は夏休みの宿題で提出したものが秋から冬にかけて審査されますが、感想画は1月後半の審査となります。絵のほうが読んで吟味することより、時間をかけずに選考が行えるのでしょう。こちらは冬休みの宿題にぴったりのスケジュールです。

 読書感想画中央コンクールは、九州各県、山口県で行われていた読書感想画コンクールが、近畿、関東へ広がり、全国的な規模となったものです。北海道、九州各県と山口県は歴史もあることから、独自にコンクールを行っており、中央コンクールには参加していません。

 両コンクールは読書を推進し、その感動を文章や絵画で表現することで表現力も育むという目的で開催されています。
 漫画や挿絵の多い本ばかり読んでいると、せっかくの読書の楽しみである想像力を働かせるチャンスが奪われてしまうことにもなります。読んで、自分で想像したことをそのまま表現する感想画コンクールは、子どもたちに想像する楽しみを教えてくれることでしょう。今回が第19回と感想文に比べ歴史の浅い読書感想画中央コンクール。夏の感想文に続き、感想画も冬休みの宿題の定番…となっていくかもしれません。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
2件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2008/2/28 8:56:44
    学生の頃感想画を書きましたが、すでに絵本で何度も読んでいた作品だったのでどうしても主人公のイメージを変えることができなかったことを思い出しました。
    • 2
    • 名無しさん
    • 2008/2/28 17:10:07
    絵本や挿絵のイメージから離れて感想画を描くことは難しいでしょうね。
    低学年など特に、課題図書にも表紙にイラストがあって、完全な想像で描くことはできないのかもしれませんね。
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