きょういくじん会議
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受験シーズン到来―合格祈願のかたちもさまざま
kyoikujin
2008/1/21 掲載
合格祈願のうた [Compilation] [Maxi]

 19日、20日の両日、大学入試センター試験が実施された。1月下旬からは私立大学の入試や、首都圏の私立中学入試が実施されるなど、いよいよ本格的な受験シーズンが到来する。
 この時期、一生懸命勉強してきた受験生やその家族が、わらにもすがる思いで行うのが「合格祈願」。全国には、さまざまな合格祈願やユニークな合格グッズがあるようだ。

ねずみ小僧にあやかって(東京都墨田区)

 18日の朝日新聞では、家に忍び込み警備を「すり抜ける」と、難関を「すり抜ける(=合格する)」をかけてご利益にあやかろうと、両国にある江戸時代の盗賊・ねずみ小僧次郎吉の墓に合格祈願の参拝客が相次いでいるという記事が紹介されている。
 泥棒というと普段はあまりよいイメージでは捉えられないが、合格を願う受験生やその家族にとって、背に腹は変えられないといったところだろうか。

「すべらない」砂のお守り(岡山県岡山市)

 岡山市内を走る路面電車がスリップしない(すべらない)ために軌道にまく砂を小瓶に詰めたお守りで、受験に「すべらない」にかけたもの。路面電車を運行する鉄道会社と岡山神社が1000個限定で販売。
 なお、青森県や徳島県、長崎県などでも同様のお守りが販売、配布されているそうだ。

落書きで合格祈願(佐賀県大和町)

 佐賀県内で唯一学問の神様が祀られている、「乙文珠宮(おつもんじゅぐう)」の上宮は、通称「落書き堂」と呼ばれ、参拝者の名前や日付、合格祈願の文字などが壁・床・天井などいたるところに書かれている。
 ただし、「落書き堂」があるのは本殿から登ること500mの位置。受験勉強で足腰の弱った受験生には、たどり着くまでがまたひと苦労?

「大貳権現様×厳しい修行を積んだ高僧」で絶対合格!(千葉県長南町)

 学問の三大守護神である大貳権現様が祀られている、桓武天皇勅願寺 三途台 長福寿寺は、大貳権現様の「絶大な合格成就の法力」と、厳しい修行を積んだ高僧の「一週間に及ぶ厳修」による、合格率と強運の「飛躍的な増大」が売り。
 同寺のホームページには、合格者の喜びの声が多数掲載されており、合格祈願も今や、成果主義、実績第一といったところか。奉納金も5900(ごうかく)円と念が入っている。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2008/1/22 14:40:15
    今年も、採点ミスありましたね…。
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