ソビエト教育学の草創期に教育学や心理学の研究の第一線で活躍した著者の教育論集。「私はどうして教育者になったか」「労働学校論」他四篇。

科学の教育と広い教養との統一を主張した19世紀イギリスの教育，文化を指導した著者の教育論集。科学技術の進歩に対応する教育の原理を述べた。

独立宣言によって人はすべて平等で，生命・自由・幸福追究の権利をもつことが宣言された若いアメリカの国民教育論と教育制度論を収録する。

第一次世界大戦後，共和・社会・民主主義教育改革運動をおこし，学校の徹底的改革によって社会の改革を主唱。生活学校と生産学校の統一を主張。

ベラーズ，ジェームズ・ミル，ブルーム，デトローザー，ケイ，ラヴェット，チャーテイスト等のイギリス産業社会の急進的な民衆教育論集。

世界最初の体育書として有名な書を初めて邦訳。ドイツ汎愛派の教育実践のなかで，身体の訓練を重視し，新しい教材と指導法をあみだしている。

近代大学のあり方を究明し，国家権力からの学問研究の独立と大学の権利への抵抗的姿勢を主張し，大学運営のありかたを説く論文集。

生活教育に学び，やがてその克服をすることで，中国の革命的教育学の基礎をきずいた著者の論文集。祖国解放の熱情と民族文化の教育を論ず。

１９世紀前半のフランスの変革期の社会のなかで，人類の新しい運命をきりひらこうとして悪戦苦闘した進歩的啓蒙思想の教育論を示す。

大正の自由主義教育を代表する著者が，観念論的な教育学を徹底的に批判し，わが国の教育の将来をかけるべき学問の樹立を切々と訴える書。

大正から昭和へかけてわが国の教育学，教育哲学の理論的指導者であった著者が，ドイツ批判哲学を学んで批判的教育学の樹立をめざした論文集。

今世紀前半のイギリスで，労働者教育協会の会長をつとめ，教育政策にかかわってきた著者が，労働党のための政策として書いた中等教育改革構想。

14世紀末から16世紀にかけてイタリアに開花したルネッサンスの中心的な教育論四篇を収録。人間の尊厳を自覚し個性の進展をうながした教育論集。

戦前のわが国にきわめて数少ない教育制度・教育行政学の研究者として実証的・数量的教育研究をすすめた著者の代表的著作。教育政策批判の書。

初期アメリカ公教育の民主主義的理想を高くかかげ，子どもの全体的な発達を中心に据えた幼児教育から初等教育にわたる教育課程論の古典的名著。

１８世紀フランスの絶対主義政策のもとで，啓蒙的専制君主への期待と近代科学の発展を基礎に展開された教育史上はじめての「国民教育論」の完訳。

世界的文豪トルストイが，ロシアの国民教育について自らの実践もふまえて書いた教育論。国民教育論，訓育と教育，進歩と教育等４篇と解題。

アランが児童教育について系統的に行なった本邦初訳教育論。第１講の子どもの定義から第31講の人文古典研究に至る講義と付録に「教育論」収録。