19世紀ロシアの文芸批評家であり思想家であり革命的民主主義者であり「人生の師」であった二人が暗黒の中で社会変革の熱情をたぎらせる論集。

古代キリスト教会の最大の教父で，中世キリスト教神学の基礎をきずいた神学者が，人類の教育の歴史について考察し，教師の使命について説く。

文豪トルストイは自由を教育の絶対条件とする独創的な自由主義教育の理論と実践を展開した新教育運動の先駆者でもあった。本書は彼の実践記録。

書物や表面的な知識による博物教授を批判し，直観を基礎にした法則性を子どもに教えるための理論と方法を具体例をもとに展開する教授改革論。

教育不可能とされていた遅滞児の教育に初めて手をそめ自らの実践で語るセガンの障害児教育学とその先駆となったイタールの野生児の教育報告。

19世紀末から20世紀初頭のヨーロッパで展開された「新教育」運動の中でドモランが創設した学校の意義と実践。大正自由教育もその流れの一つ。

ローマ帝国の末期，家庭，国家行政，社会生活全般において道徳性が急激に低下し，教育が重大な危機にさらされたなかで考察された教育論の基礎。

イギリス教育学の古典，マンデヴィルの有名な「蜂の寓話」から慈善および慈善学校，スミスの青年の教育施設の経費について収録する。

児童期固有の特質,学校の役割，教授の方法的思考，学習における理解過程の重要さについての洞察１，２，12巻を全訳し，他の巻は抄訳で示す。

１９世紀ドイツの教育改革運動の理論家であり実践家であった著者の主要論文集「ドイツ教師によせる教授指針」をはじめ文明の生活問題等を収録。

18世紀ドイツの教育家として，また汎愛主義教育学の創始者として活躍したバゼドウと汎愛派の中で教員養成に力を注いだトラップの小論を収録。

ロシア帝政下，民主主義の実現をめざしてたたかった二人の自己形成と教育についての論集。きびしい批判精神を貫き人間の全面的発達を追求する。

１８世紀ドイツの教育改革家である著者の代表的教育論を収録した。民衆学校の創設，その教科内容の民主化，国民性の形成という観点で論究。