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『数学教育』2022年12月号の特集テーマは、「超解明『数学的な見方・考え方』」です。現行の学習指導要領(平成29年告示)では「事象を数量や図形及びそれらの関係などに着目して捉え,論理的,統合的・発展的に考えること」とされている「数学的な見方・考え方」ですが、「深い学び」などとの関連などが今一つわからない…。本特集は、そのような悩みにこたえるべく、「数学的な見方・考え方」にかかわる理論から具体例までお届けします。
解説編は以下の豪華ラインナップでお届け! ソーンダイクの同一要素説や中島健三先生や松原元一先生による定義付けなど用語の歴史的な背景を振り返れるだけでなく、他の重要キーワードとの関連などを知ることもできるので、思考の整理をするのに役立つこと間違いなしです。
「数学的な見方・考え方を働かせる」とはどういうことか/清水宏幸先生
「統合的・発展的に考える」とはどういうことか/池田敏和先生
「深い学び」と数学的な見方・考え方/清水美憲先生
「振り返り」と数学的な見方・考え方/藤原大樹先生
「日常や社会における問題解決」と数学的な見方・考え方/大谷 実先生
「数学の事象の数学化」と数学的な見方・考え方/蒔苗直道先生
実践編では、中逸空先生の「道県市のマークを分析してクラスのマークをつくろう」や池田純先生の「『ありがとう』の寄せ書きにかかる時間を見積もろう」など充実の内容で、全領域・学年の授業例を収録! これから指導時期に入る「データの活用」領域の事例もふんだんに掲載しています!
学びの深まりの鍵となる「数学的な見方・考え方」を働かせて、より深い学びを実現させるために、ぜひ本誌をお手に取ってご覧ください!