「考える道徳」に転換するポイントとは?
道徳教育 2016年3月号
教科化とともに「読む道徳」から「考え、議論する道徳へ」ということが、盛んに言われ始めました。平成27年7月に示された「小(中)学校 学習指導要領解説 特別の教科 道徳編」の中でも、
発達の段階に応じ、答えが一つではない道徳的な課題を一人一人の児童が自分自身の問題と捉え、向き合う「考える道徳」、「議論する道徳」へと転換を図るものである。
という一節があり、「考え、議論する道徳」が今後求められていくことがうかがえます。
それでは、今までの道徳授業をどう改善すれば「考え、議論する道徳」になるのでしょうか。『道徳教育』2016年3月号「『考える道徳』への授業改善ワンポイント集」では、「考える道徳」に変えるためのアイデアを数多く取り上げました。
巻頭の論説では、東京家政学院大学の長谷徹先生に、「考える道徳」への転換について、「変わらないこと・変わること・変わらなければならないこと」という3つの視点で解説をいただきました。道徳科になって何が変わるのか、何を大切にして授業をしていけばよいのかが示されており、必読です。
「『考える道徳』に変えるワンポイントアイデア集」では、「教材活用・導入・グループ活動・書く活動」というそれぞれの視点から、「考える道徳」に変えるためのアイデアを紹介しています。
また、若手向け特集「最後の授業とっておきの資料&アイデア」では、学年末に行いたい授業を学年別にご紹介いただきました。
今月も充実のラインナップでお届けします!