Eduマガのヨミカタ
毎月発行される教育雑誌の中から、その時期にぜひ読んでほしい厳選記事をご紹介するコーナーです。
発達障がいの子にも、周りの子にも、楽しい国語授業を!
向山型国語教え方教室 2015年1・2月号
教育zine編集部大西
2015/1/8 掲載

 『向山型国語教え方教室』2015年1・2月号の特集は、「国語の発達障がい―症例に即した指導のポイント」。「ワーキングメモリ」が苦手な子、「心の理論」に課題がある子など、さまざまな子どもに対する指導場面を取り上げています。
 なかでも、私のおすすめは、「継次処理」が苦手な子の漢字指導を紹介した、神奈川県の岡先生の実践です。漢字のパーツの書き順を覚えさせるために習字で書いた漢字を見せる、難しい漢字は分解して難しさを半減させる、漢字の形から成り立ちの絵を想像させるなど、小さな工夫がたくさんあって、こんな指導であれば発達障がいの子だけでなく、周りの子にも有意義な授業が展開できそうです。
 さぁ、新学期! 気になるあの子への対応は万全ですか。今号は、明日からの国語授業を楽しくする方略が見つかる一冊です。
  

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