Eduマガのヨミカタ
毎月発行される教育雑誌の中から、その時期にぜひ読んでほしい厳選記事をご紹介するコーナーです。
数学と真っ向勝負できる問題解決力をつける!
数学教育 2012年12月号
教育zine編集部矢口
2012/11/8 掲載

 『数学教育』2012年12月号の特集は、「問題解決力を伸ばすとっておきの手法21」です。
 教科書の例題は解けるのに、ちょっと数値が変わったり、図形の向きが変わっただけでもうお手あげ…。そんな生徒に、どんな変化球にも対応できる真の問題解決力をつけるための指導のアイデアが満載です。
 鈴木明裕先生は、3年で学習する乗法公式について、一つひとつの公式を別ものととらえ、丸暗記させるのではなく、一般的な場合から特殊な場合を考え、そこに特徴を見いださせることが重要であると指摘されています。
 また、傍士輝彦先生は、条件から図をかかせるときは、多様な図がかける問題を用意し、すべての図から数学的に同一の結論が得られることの美しさを感じとらさせたいと述べ、その具体的な手法を紹介しています。

 「規則性を見つける」「共通点を見つける」「場合分けして考える」…などなど、長年数学を学び、教えている先生にとっては当たり前のことも、毎日が未知との遭遇の連続である生徒の目線で見直せば、きっと新たな発見があるはずです! 

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