『向山型算数教え方教室』2012年2月号の特集は、「デジタル教科書＝授業助っ人的活用法」。すでに、授業でデジタル算数教科書を活用している先生の実践を紹介しています。
　特に、中学年の作図作業では、「動画」が抜群の威力を発揮するようです。確かに、先生が大きなコンパスや定規を駆使して描いてくれた姿も見ごたえがあったけれど、「動画」の方が子どもたちの集中力や理解力がアップすることは頷けますよね。その他にも、先生が授業の準備をする時間を減らすことができる、教科書ページをそのままあるいは拡大して提示できるので子どもが理解しやすくなるなど、一度使えば手放せない便利ツールである、との報告が寄せられています。上手に活用できるかは先生の技量によるところが大きいことも指摘していますが、いずれにしてもデジタル算数教科書は、学習内容が3割増えたと言われる現行の算数教科書を進めていく上で、大きな武器になることは間違いないようです。