<講師からのメッセージ>
子どもの支援を考える際に、自尊感情が大切であるということは、多くの人にとって異論がないことでしょう。ただ、自尊感情は少し漠然としており、大切なことは分かるけれど、どのように支援をしていくのか、具体的な支援の方法は分かりにくいといった印象があるかもしれません。このセミナーでは、自尊感情をどのように捉え、具体的に支援をしていくのか、研究成果の知見を紹介するとともに、事例演習なども踏まえながら、参加した皆さんと一緒に考えていければと思います。
これまでに我が国の子どもの自尊感情は低いことが、しばしば報告されています。まずは、その背景要因も含めて、子どもを取り巻く現状と自尊感情について研究成果などを紹介します。そして、日本の子どもの自尊感情を育むことの重要性、具体的な支援の在り方などについて説明します。次に、ASD、あるいはADHDのある子どもに焦点をあてて、国内外の自尊感情の研究成果を踏まえて、自尊感情支援の在り方について説明していきます。また、自尊感情と関係する主観的幸福感についても取り上げ、青年、大人になって幸せになるために、どのような支援が大切にあるか、研究成果や事例演習を通して、考えていきます。
心の基盤ともいえる自尊感情に焦点を当てて、子どもの支援を改めて見つめ直し、子どもの幸せにつながる支援の在り方を参加した皆さんと一緒に考えていければと思います。
<担当講師>
小島 道生 先生(筑波大学人間系 教授)
▼講師プロフィール
筑波大学大学院博士課程心身障害科学研究科修了。博士(教育学)を取得、兵庫教育大学、長崎大学、岐阜大学を経て2015年4月から筑波大学人間系准教授、2024年4月から同大学教授。2025年4月から筑波大学附属大塚特別支援学校校長を兼務。知的障害、発達障害の心理学、特に自己理解、自尊感情、主観的幸福感など内面世界に関する研究に取り組むとともに、大学などで心理臨床に取り組み、幼児、児童から青年・成人期に渡る幅広い知的・発達障害のある人の支援に取り組んでいる。また、巡回相談や研究授業など学校教育現場も多く訪問し、現場に貢献できる心理学的研究にも取り組む。
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