研究会情報
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WISC-Wの結果を学校現場で活かす・オンライン研修版 −検査結果の解釈と支援−
開催地域
オンライン
日程
2022/8/16(※要申込:8/14まで)
主催
神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
講師
大六 一志 先生(日本臨床発達心理士会茨城支部 支部長)
参加対象
幼児・保育/小学校/中学校
ジャンル
特別支援教育/評価・指導要録/教師力・仕事術

WISC-Wの結果を学校現場で活かす・オンライン研修版 −検査結果の解釈と支援−

▼ 開催日時
2022年8月16日(火) 9:30〜16:00

▼ お申込・詳細はこちらから
https://form.dr-seminar.jp/lps/asgzdk/kanagawald_summer2022_information

<担当講師>
大六 一志 先生(日本臨床発達心理士会茨城支部 支部長)

<講師からのメッセージ>
WISC-Wは、学齢児(5〜16歳)に使用される代表的な知能検査であり、世界中で使われています。知的能力の個人内差(得意不得意)の特徴を把握できることから、知的障害、発達障害のアセスメントに広く活用されています。また、結果の解釈においては、全検査IQ(FSIQ)、および、言語理解(VCI)、知覚推理(PRI)、ワーキングメモリー(WMI)、処理速度(PSI)という4つの指標得点が中心になります。2月に改訂版WISC-Vが刊行されましたが、しばらくはWISC-IVも使われると思いますので、このセミナーでは古くなったWISC-IVを扱います。

知能検査というと数値が注目されがちですが、実際にはWISCの数値だけでは正しい解釈にたどりつけないことが多く、他検査の結果、および行動観察や背景情報も収集することが不可欠です。また、本来アセスメントというものは、問題(主訴)の原因および対応を明らかにするのが目的であり、WISC-Wも例外ではありません。得点が高いとか低いとかいうことを報告したり、それを教科書通りの何パターンかの解釈に置き換えたりするだけでは、WISC-Wを活用したとは言えないのです。

WISC-Wを活用するためには、得点が意味することを他検査の結果や行動観察、背景情報に照らして正確に読み取るとともに、各種能力のメカニズムや、その日常生活との関係、多くの支援法や補償法を知っている必要があるのです。

そこで、このセミナーでは、FSIQおよび指標得点を中心に、典型的な解釈とそのメカニズム、日常での現れ、支援法・補償法をパッケージ化してお伝えしようと考えています。

オンラインですので、個人情報と著作権に一層配慮し、従来より事例と教材画像を少なくしてお届けします。

[事務局から] 8/15・8/16は同一のプログラムです。ご都合に合わせて参加日をお選びください。なお、2日間連続参加も可能です。

▼講師プロフィール
博士(心理学)。公認心理師。臨床心理士。臨床発達心理士。特別支援教育スーパーバイザー。東京大学大学院人文科学研究科博士課程心理学専攻修了。東京大学大学院助手、武蔵野女子大学人間関係学部講師、助教授、筑波大学心身障害学系講師、准教授、教授を経て、2016年3月退職。WISC-IV、WISC-V、WAIS-III、WAIS-IV、WPPSI-IIIでは日本版刊行委員を務める。各地で健診委員、巡回相談員、特別支援教育アドバイザー、顧問等。著書・論文多数。