どのような学校にも授業についていけない「スローラーナー」の生徒は一定数在籍します。そして英語に苦手意識を持つようになり、さらに英語から離れていってしまいます。
今回はこの間スローラーナーに関する研究や発表を積極的に行ってきている京都外国語大学の安木真一先生より、スローラーナーに関して概括のお話をしていただきます。
続いて中学校の立場・状況を踏まえて初期段階でのつまずきや発達段階での諸問題を踏まえながら、胡子美由紀先生にお話しいただきます。
胡子先生には単語と文法そして動機づけの面からといった主なつまずきの要因から、具体的な事例も挙げていただきながらお話をしていただきます。
さらに胡子先生のお話を受けて、安木先生から講評をいただいたのち個々の内容についてお二人による対談を行ってそれらの内容を深化、また参加者の皆さんからの質疑に対応をしていきながらスローラーナー支援や対策についてご提案していただきます。
どうぞこの機会に、スローラーナーに対する知見を深めて、日々の英語指導、学級運営等にお役立ていただくヒントを得ていただければと思います。

◆概要（講義内容等）：安木　真一先生
※この間やられてきた研究の説明（概括）
※スローラーナーをめぐる状況とつまずきの要因
※スローラーナー指導の方向性と胡子先生のお話の着目点
◆中学校の実情を中心に：胡子　美由紀先生
〜文字が読めない、書けない、写せない、４線に書けないなど
〜音声がキャッチできない
〜発達障害をもつ児童への関わり方
〜文法がわからない、単語が覚えられないなど
⇒様々な活動や仕掛けを通して子どもたちが活動しながら、他者と関わり学びを深めていくことで子どもたちを成長させていく、自律させていく取り組みの裏側などをお話しいただく予定です。
◆日程：2021年8月28日（土）13時〜17時
◆受講料：4,400円（税込）

※お知らせ
2021年10月17日（日）13時〜17時に「スローラーナー支援のための教え方セミナー」第2弾、高校にスポットを当て下記のテーマでお届けする予定です。
「岩崎美佳先生の高校英語授業・レベルに応じた様々なアプローチ
〜スピーキング活動を通して“英語好き”を増やす試み」
◆講師：安木 真一（やすぎ しんいち）先生（京都外国語大学・京都外国語短期大学教授）
◆講師：岩崎美佳（いわさきみか）先生（京都市立日吉ヶ丘高校教諭）