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子どもの“丁寧な”見立てとかかわり −精神科診療における日常の現場から−
開催地域
神奈川県
日程
2018/7/26
主催
神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
講師
三上克央先生(東海大学医学部専門診療学系精神科学 准教授)
参加対象
幼児・保育/小学校/中学校
ジャンル
特別支援教育/生活・生徒・進路指導/指導方法・授業研究
7月26日(木) セミナーコード106 / 研修室121−123(12階) 深く学ぶ講座

子どもの“丁寧な”見立てとかかわり −精神科診療における日常の現場から−

10:00-11:15 ディスカッション1 子どもの生育過程について
11:30-12:45 ディスカッション2 神経性やせ症の子どもたちに学ぶ
13:45-15:00 講義 発達障害を改めて理解する
15:15-16:30 ディスカッション3 自殺企図の症例から考える

Invited Speaker 三上克央先生(東海大学医学部専門診療学系精神科学 准教授)

三上先生からのメッセージ

 学童期の児童や思春期の青年が精神科の受診に至る場合、多くは学校や家庭生活に支障をきたした場合です。そのような場合、直接関連する問題だけに注目しても問題解決につながるとは限らず、我々精神科医は、その児童や青年を見立てることを始めます。そしてその見立てには、その子の精神医学的な診断や生活環境などの現状の理解だけでなく、その子が養育者との関係で育ってきた過程を丁寧にたどることがどうしても必要になります。学校現場においても、子どもの何らかの問題行動(例えばひきこもりや不登校、暴言や暴力、自殺関連行動など)について遭遇する場合、目の前の問題の評価だけでは十分に対応できないことをしばしば経験するかと思います。その際、その子の生育歴をたどってみると、複雑に絡み合った問題を解きほぐすヒントとなり、問題整理の端緒となることがあります。

 このセミナーでは、総論として子どもの育ちの視点について考察します。そして各論では、神経性やせ症や発達障害、自殺関連行動について、総論とリンクさせつつ、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。参加される皆様とのディスカッションを楽しみにしております。

【三上克央先生のプロフィール】東京都生まれ。専門は児童青年精神医学。医学博士。早稲田大学法学部卒業。東海大学医学部卒業後、公立学校共済組合関東中央病院で臨床研修。その後、東海大学医学部付属病院臨床助手、東海大学医学部専門診療学系精神科学助教、米国アイオワ大学医学部精神科研究員、東海大学医学部専門診療学系精神科学講師を経て現職。

※申込方法等の詳細については、当協会HPをご覧下さい。
http://www.246.ne.jp/~kanald/