研究会情報
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子どもたちが笑顔になれる 教材づくり&活用のアイデア「算数・不器用編」
開催地域
神奈川県
日程
2017/7/28
主催
神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
講師
杉本陽子先生(福岡県飯塚市立飯塚小学校 通級指導教室教諭)
参加対象
幼児・保育/小学校/中学校
ジャンル
特別支援教育/指導方法・授業研究/算数・数学
7月28日(金) セミナーコード202 / 研修室121−123(12階)

子どもたちが笑顔になれる 教材づくり&活用のアイデア「算数・不器用編」
           −子どもになって教材を体験しよう!教師の立場で活用法を考えよう!!−

10:00-12:45 午前の部 ・こんな指導をしています(自己紹介を兼ねて)
・お勧め教材(100均商品がこんな教材として使えます)
・数や計算で困っている子どもへの具体的な指導方法
13:45-16:30 午後の部 ・九九を覚えること・九九の意味が苦手な子どもへの具体的な指導方法
・作図が苦手な子どもへの具体的な指導方法(三角定規、コンパス、分度器)
・数や計算、不器用で困っている子どもへの具体的な指導方法

Invited Speaker 杉本陽子先生(福岡県飯塚市立飯塚小学校 通級指導教室教諭)

杉本先生からのメッセージ

 宿題プリントに苦戦している子どもを見ると、今やり遂げなければならない課題と今の子どもの力に大きな差があることに気づかされます。例えば、繰り下がりの引き算を解いているけど、ただ機械的に作業を進めて答えを出している子どもや、かけ算の文章問題は目についた数字を適当にピックアップして立式している子どもなどなど…。
 
 このように、既習学習の習得が確実にできていない子どもも、その学年のその単元の学習は同じようにやり遂げなければならないとしたら、どんな応援方法があるでしょうか?
 
 このセミナーでは、「子どもの困難の背景に応じた手だて」をキーワードに、算数の授業で使える支援教具の紹介と体験、指導方法の提案をしたいと思います。また、なぜこの教材が必要なのか、どう活用したらうまくいくのか、作るとしたらどんな材料を使ってどのように作るのか、材料はどこで手に入るかなどなど、1つ1つの教材についてじっくり時間を取って説明をしていきたいと思います。
 
 みんなと同じ学び方では理解が難しい子どもも、みんなと同じ説明だけではうまく取り組めない子どもも、その子に応じた教材や指導方法があれば、「わかる喜び」や「学ぶ楽しさ」を味わうことができるはずです。
 
 カードを使った学習ゲームや、正しく繰り返しながら定着を目指す手順表、不器用さを補う支援教具などを、手にとって使ったり、グループで授業体験をしながら、先生方の授業づくりや支援のアイデアが溢れ、明日の授業が楽しみになるような時間にしたいと思っています。

 今年の夏も、さまざまな教材を準備して、皆さんのお越しをお待ちしています!

【杉本陽子先生のプロフィール】福岡県飯塚市生まれ。特別支援教育士。小学校の通常学級担任、特別支援学級担当を経て、平成19年度からLD・AD/HD通級指導教室担当。スーパー支援員さんや養護教諭の先生、クラス担任など素敵な校内リソース?に協力していただきながら、今日も元気に通級指導教室で指導。周りからは教材づくりが好きなように見られているが、実は卒業生を中心とした教材づくりボランティアに助けられている。著書は、『特別支援教育 はじめのいっぽ!』、『はじめのいっぽ! 漢字のじかん』(学研)など。

※申込方法等の詳細については、当協会HPをご覧下さい。
http://www.246.ne.jp/~kanald/