「心からのごめんなさいへ」を解き明かす−少年院での実践から学ぶ−
【この研究会は終了済です】
- 開催地域
- 神奈川県
- 日程
- 2015/7/25〜7/26
- 主催
- 神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
- 講師
- 向井 義先生 (薫化舎グループ 代表)
細井保宏先生(和歌山少年鑑別所 所長)
井上 慎先生(奈良少年刑務所 教育専門官)
溝口慎二先生(京都医療少年院 専門官) - 参加対象
- 小学校/中学校/高校・大学・その他
- ジャンル
- 特別支援教育/指導方法・授業研究/学級経営
7月25・26日(土・日) セミナーコード101 / 研修室124−127(12階)
「心からのごめんなさいへ」を解き明かす−少年院での実践から学ぶ−
1日目 7/25(土)
10:15-11:30 講 義 非行少年への対応の理論的背景−概要説明−
11:45-13:00 講 義 非行の心理アセスメントの方法と実際
14:00-15:30 ワーク 足場づくり−集団行動訓練を通して学ぶ
15:45-17:15 ワーク 参加−聴くスキルトレーニングなどの実際
17:30-18:30 イブニングレクチャー「学校を場として」学ぶ生活スキル
2日目 7/26(日)
09:30-12:45 ワーク 委任・自治−対立から学ぶ(コンフリクト・リゾリューション)などの実際
13:45-15:15 講 義 家族とのかかわりの中で−保護者への働きかけの実際−
15:30-16:45 講 義 社会に適応するということ−まとめにかえて−
【ご参加に際して】
・2日間通してのご参加となります。
・動きやすい服装(ジャージ・スポーツウェア等)でご参加ください。
Invited Facilitators 向井 義先生 (薫化舎グループ 代表)
細井保宏先生(和歌山少年鑑別所 所長)
井上 慎先生(奈良少年刑務所 教育専門官)
溝口慎二先生(京都医療少年院 専門官)
向井先生からのメッセージ
「心からのごめんなさいへ 〜 一人ひとりの個性に合わせた教育を導入した少年院の挑戦」(品川裕香著 中央法規出版)を教材として、その実践の意味や意義について皆さんと共に読み解きながら、プログラムを再現していきます。今回、皆さまから寄せられた多くのご要望にお応えし実施するものです。このプログラムは、長い期間にわたる実践や研究の蓄積をベースとして、2000年(平成12年)から宇治少年院で実施、後に広島少年院で完成し、発達障害児者教育の世界的権威で全米ベスト心理学者に選ばれたペラム博士から「世界的に最先端な指導」と言われました。発達上の課題を踏まえながら、改善更生や自立・社会参加をターゲットにした指導は、教育再生会議や文部科学省にも強い影響を与え、現在でも研究者や実務家、作家など、さまざまなジャンルの方に興味関心を持っていただいています。
2日間のセミナーでは、当時、実際に指導を行っていた元職員によるワークショップの実際を体験していただきます。また、さまざまな経験談等を交えながら、その実践や理論的背景、考え方等についてお伝えできればと考えております。なお、当日は「心からのごめんなさいへ」をご持参下さい。
細井先生からのメッセージ
私にとって、今回のテーマは実に感慨深いものがあります。それは、既に廃庁になった『宇治少年院』での実践がテーマだからです。宇治少年院は、私にとってたった一度だけ勤務させてもらった少年院でした。その後繰り広げられた『数奇な展開』に、苦難もありましたが、少年たちが確実に更生に向かっていることを、瞬間的にせよ実感できた時間でした。そして、まさに少年たちの自己認知の修正と、自分は必要とされている存在であると実感させる体験、自己有能感を味わってもらえた瞬間の積み重ねだったように感じます。あの時の手ごたえと感動は今も私の脳裏に鮮明に焼き付いています。
今回は、この宇治少年院での実践やその後の知見等の正しい理解をお伝えするとともに、非行を行った少年の更生に資するための取組の根幹を少しでも御理解いただけるよう努めたいと思います。
【向井 義先生のプロフィール】国家公務員T種職員として法務省採用、東京矯正管区、大阪矯正管区、広島矯正管区の専門職、課長等、多摩少年院、浪速少年院、宇治少年院等の少年院において、統括専門官、教育調査官、首席専門官、次長等を歴任。人事院法務教官採用試験委員、北海道大学学外研究員等。失職後、薫化舎グループ代表、特別支援学校専門委員、地方自治体事業団顧問、株式会社MALCA顧問。
【細井保宏先生のプロフィール】京都府生まれ。臨床心理士。北海道大学大学院文学研究科(心理)修了。1984年、法務省札幌刑務所心理技官として採用される。以後、旭川、福井、岐阜、さいたま、大阪、宮崎、津等の少年鑑別所、宇治少年院等で勤務、現在に至る。
【井上 慎先生のプロフィール】1970年生まれ。大阪府出身。天理大学体育学部卒業。1992年(平成4年) 宇治少年院拝命。主に新入時教育過程の寮主任として、集団行動訓練、ラジオ体操、基本的生活習慣の体得に関する指導に携わる。
【溝口慎二先生のプロフィール】1992年(平成4年)4月宇治少年院拝命。平成17年4月から加古川学園で勤務、平成21年4月から現在の京都医療少年院で勤務。主に少年の生活指導に携わる。
申込方法等の詳細については、当協会HPをご覧下さい。
http://www.246.ne.jp/~kanald/
「心からのごめんなさいへ」を解き明かす−少年院での実践から学ぶ−
1日目 7/25(土)
10:15-11:30 講 義 非行少年への対応の理論的背景−概要説明−
11:45-13:00 講 義 非行の心理アセスメントの方法と実際
14:00-15:30 ワーク 足場づくり−集団行動訓練を通して学ぶ
15:45-17:15 ワーク 参加−聴くスキルトレーニングなどの実際
17:30-18:30 イブニングレクチャー「学校を場として」学ぶ生活スキル
2日目 7/26(日)
09:30-12:45 ワーク 委任・自治−対立から学ぶ(コンフリクト・リゾリューション)などの実際
13:45-15:15 講 義 家族とのかかわりの中で−保護者への働きかけの実際−
15:30-16:45 講 義 社会に適応するということ−まとめにかえて−
【ご参加に際して】
・2日間通してのご参加となります。
・動きやすい服装(ジャージ・スポーツウェア等)でご参加ください。
Invited Facilitators 向井 義先生 (薫化舎グループ 代表)
細井保宏先生(和歌山少年鑑別所 所長)
井上 慎先生(奈良少年刑務所 教育専門官)
溝口慎二先生(京都医療少年院 専門官)
向井先生からのメッセージ
「心からのごめんなさいへ 〜 一人ひとりの個性に合わせた教育を導入した少年院の挑戦」(品川裕香著 中央法規出版)を教材として、その実践の意味や意義について皆さんと共に読み解きながら、プログラムを再現していきます。今回、皆さまから寄せられた多くのご要望にお応えし実施するものです。このプログラムは、長い期間にわたる実践や研究の蓄積をベースとして、2000年(平成12年)から宇治少年院で実施、後に広島少年院で完成し、発達障害児者教育の世界的権威で全米ベスト心理学者に選ばれたペラム博士から「世界的に最先端な指導」と言われました。発達上の課題を踏まえながら、改善更生や自立・社会参加をターゲットにした指導は、教育再生会議や文部科学省にも強い影響を与え、現在でも研究者や実務家、作家など、さまざまなジャンルの方に興味関心を持っていただいています。
2日間のセミナーでは、当時、実際に指導を行っていた元職員によるワークショップの実際を体験していただきます。また、さまざまな経験談等を交えながら、その実践や理論的背景、考え方等についてお伝えできればと考えております。なお、当日は「心からのごめんなさいへ」をご持参下さい。
細井先生からのメッセージ
私にとって、今回のテーマは実に感慨深いものがあります。それは、既に廃庁になった『宇治少年院』での実践がテーマだからです。宇治少年院は、私にとってたった一度だけ勤務させてもらった少年院でした。その後繰り広げられた『数奇な展開』に、苦難もありましたが、少年たちが確実に更生に向かっていることを、瞬間的にせよ実感できた時間でした。そして、まさに少年たちの自己認知の修正と、自分は必要とされている存在であると実感させる体験、自己有能感を味わってもらえた瞬間の積み重ねだったように感じます。あの時の手ごたえと感動は今も私の脳裏に鮮明に焼き付いています。
今回は、この宇治少年院での実践やその後の知見等の正しい理解をお伝えするとともに、非行を行った少年の更生に資するための取組の根幹を少しでも御理解いただけるよう努めたいと思います。
【向井 義先生のプロフィール】国家公務員T種職員として法務省採用、東京矯正管区、大阪矯正管区、広島矯正管区の専門職、課長等、多摩少年院、浪速少年院、宇治少年院等の少年院において、統括専門官、教育調査官、首席専門官、次長等を歴任。人事院法務教官採用試験委員、北海道大学学外研究員等。失職後、薫化舎グループ代表、特別支援学校専門委員、地方自治体事業団顧問、株式会社MALCA顧問。
【細井保宏先生のプロフィール】京都府生まれ。臨床心理士。北海道大学大学院文学研究科(心理)修了。1984年、法務省札幌刑務所心理技官として採用される。以後、旭川、福井、岐阜、さいたま、大阪、宮崎、津等の少年鑑別所、宇治少年院等で勤務、現在に至る。
【井上 慎先生のプロフィール】1970年生まれ。大阪府出身。天理大学体育学部卒業。1992年(平成4年) 宇治少年院拝命。主に新入時教育過程の寮主任として、集団行動訓練、ラジオ体操、基本的生活習慣の体得に関する指導に携わる。
【溝口慎二先生のプロフィール】1992年(平成4年)4月宇治少年院拝命。平成17年4月から加古川学園で勤務、平成21年4月から現在の京都医療少年院で勤務。主に少年の生活指導に携わる。
申込方法等の詳細については、当協会HPをご覧下さい。
http://www.246.ne.jp/~kanald/
