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英語民間試験の概要比較・今後の展開は?
教育zine編集部 石井
2019/12/31 掲載

 2020年度の大学入試への導入延期が公表された英語の民間試験について、今回は各種試験の概要(目的・受験者数・実施回数・料金 ※2019年度までの情報)を比較してみました。

英検

目的:英語圏における社会生活(日常・アカデミック・ビジネス)に必要な英語を理解し、使うことができるかを評価する。
受験者数:年間約380万人(英検IBA、英検Jr.との総数)。累計受験者数は1億人を越える。
実施回数:年に3回。各回全国47都道府県、約230都市(約400会場)で公開会場を設置。
料金:¥3,000(5級)〜9,500(1級)

GTEC

目的:英語によるジェネラルな状況におけるコミュニケーション能力を測る。
受験者数:年間延べ受検者数約126万人。※2018年度中学生・高校生対象「GTEC」(3技能受検を含む)
実施回数:年に3回。
料金:\9,900(GTEC CBT)

ケンブリッジ英語検定

目的:英語圏における日常生活に必要とされる実践的な英語力があるかを評価する。
受験者数:国内人数非公表。受験者数は130ヵ国で年間250万人以上。
実施回数:年間2〜3回。
料金:¥9,000(A2 Key、A2 Key fS)〜23,500(C2 Proficiency)

TEAP

目的:EFL環境の大学で行われる授業などで行う言語活動において英語を理解したり、考えを伝えたりすることができるかを評価する。
受験者数:年間志願者数 約25,500名(2017年度)
実施回数:年に3回。23都道府県で実施(北海道、宮城、秋田、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、石川、長野、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、広島、香川、福岡、長崎、熊本)
料金:4技能パターン ¥15,000、2技能パターン ¥6,000

TEAP CBT

目的:ICTを活用した出題を行い、EFL環境の大学の授業などで行う言語活動において、英語を理解したり、考えを伝えたりすることができるかを評価する。
受験者数:年間志願者数 約700名(2017年度)
実施回数:年に3回。全国13都道府県(北海道/宮城県/埼玉県/千葉県/東京都/神奈川県/長野県/愛知県/京都府/大阪府/兵庫県/広島県/福岡県)
料金:¥15,000

IELTS

目的:英語を用いたコミュニケーションが必要な場所において、就学・就業するために必要な英語力があるかを評価する。
受験者数:約3.7万人(2016年度 国内実績)世界中で年間350万人以上が受験し、日本でも年々受験者が増加。
実施回数:全国16都市(札幌、仙台、埼玉、東京、横浜、金沢、松本/長野、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、福岡、熊本)で、ほぼ毎週実施。
料金:¥25,380

TOEFL iBT

目的:高等教育機関において英語を用いて学業を修めるのに必要な英語力を有しているかを測ることを目的とする。
受験者数:非公表。世界中でこれまでに約3,500万人以上が受験。
実施回数:年間50回以上、認可された世界中のテストセンターで実施。※次回の受験まで3日間あける必要があり。
料金:US$235

 英語民間試験の大学入試への導入は2024年度からの見通しではありますが、様々な報道などで指摘の通り、そもそもの目的や条件など多岐に渡っていることがわかると思います。受験生と受験生を支える方がこの複雑な仕組みを理解できるような整備も必要だと感じます。
 
 大学入試への導入は延期になりましたが、個々の試験については2020年度以降の実施方針が発表されつつあり、回数や会場の整備なども検討がされています。これまでに問題視されている「公平性」について今後どのような形で改善が図られるのか引き続き注視していきたいと思います。

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