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東京都が英語スピーキングテスト実施…対策は?
教育zine編集部大石
2019/2/28 掲載

 東京都が2021年の公立高校入試から英語のスピーキングテストを実施することを発表し話題となっています。

 2018年度にフィージビリティ(実現可能性)調査を行い、2019年度からプレテストを実施予定とのこと。フィージビリティ調査の中で行われた問題は、こちらのPDFの28ページ目から見ることができます。

 こちらには例えば「Gym」という単語が出てきますが、「ギム」などと読む子も多そうな印象。たとえ知らない単語や忘れてしまった単語でも咄嗟に読めるよう、フォニックスなど発音のルールをしっかり身につけることも重要になってきそうです。

 大学入学共通テストでも民間試験を活用しスピーキング能力を測る方向に向かっていますが、高校入試でも東京都が先鞭をつけたことで、今後全国的にスピーキングテスト実施の流れが生まれてくるかもしれません。

 英語のスピーキングの練習用には、すでにスマートフォン用のアプリでは複数のものがリリースされています。中には「AIが音声を聞いて自動で英会話の練習相手になってくれる」ことを謳っているものも。

 これからは、東京都の入試形式に対応した対策アプリやWebサービスが次々に出てくるかもしれませんね。

 筆者は今すぐできるものとして

・「Googleドキュメント」の「音声入力」機能を使い、
 言語を「英語」に設定してマイクで英文を音読。
 正しい英文に変換されるかをチェックする。

・英語圏の映画のBlu-rayやYouTube動画を
 「英語字幕表示」にして消音にして見ながら発音。
 巻き戻して音を聞き、発音の答え合わせ。

・スマートフォンの音声メモやICレコーダーに自分の声を吹き込み、
 (教材CDなどの)ネイティブの発音と比較して聞いてみる。

 …という方法を考えてみましたが、いかがでしょうか。

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