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中学校新指導要領全面実施! 新学期に向けての準備は万全ですか?
教育zine編集部杉浦
2012/2/16 掲載
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  • 学習指導要領・教育課程

 この4月から、中学校においても新教科書での学習がスタートします。平成24年から完全実施される中学校学習指導要領では、これまでの「ゆとり教育」といわれた学習内容減の流れとは逆に、学習内容増、授業時間増が目玉となっています。
 今回の改訂に向けて、理科や数学では平成21年度から「移行措置」として補助教材等を使用し、徐々に学習内容を増やしていったのは、みなさんの記憶に新しいことと思います。
 また、社会科については、1、2年生の授業時数自体に変更はないものの、平成24年度から3年生では85時間から140時間の大幅増となります。これを見越して、自治体や学校単位で1、2年生のうちに学習内容を増やして対応したところも少なくなかったことと思います。
 では、この4月より全面実施となる国語、英語では、どのような措置がとられているのでしょうか。

英語の指導語数、900語→1200語へ

 新学習指導要領では、中学校3年間で扱う指導語数が、従来の「900語程度まで」から「1200語程度」と改訂されました。「程度まで」から「程度」となったことにより、上限がなくなり、生徒が一層幅広い言語活動を行うことができるよう指導することが求められています。
 英語には、理科や数学のように「移行期間」はなく、原則として24年度に全学年一斉に移行が行われます。したがって、同じ準拠の教科書を使う場合でも、新2年生、新3年生では、前学年までに習っていなかった単語が教科書では「既習」扱いになっている、ということも。各教科書会社では、HP上で資料を公表し、周知に努めています。

国語では、漢字、教材等の重複・不足に注意!

 国語においては、平成24年度から、使用する教科書の発行元が変わる場合に、新2年生、新3年生で履修内容の重複・不足が生じる場合があります。
 たとえば、教科書の準拠が東京書籍から三省堂に変わった場合、新2年生では「枕草子」を、新3年生では「論語」を前学年に学習しているため、その部分については新たな教材を発掘したり、その教材を扱うにあたってのねらいや学習指導内容に検討を加えたりするなどの配慮が必要になります。

 新学期まであと1か月半。来年度に向けて、新しい教科書や学習指導要領をもう一度確認する機会にしていただければと思います。

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