- 教育ニュース
- 総合的な学習
農林水産省は1日、「こどもページ」のリニューアルを公表した。「こどもページ」の主な対象は、小学校4〜6年生・その保護者・教員とされている。今回のリニューアルでは、トップページを大きな文字と親しみやすいイラストにし、掲載情報の分類を一新するとともに、新たに3つのコンテンツ「身近な作物」、「なかまさがしカルタ」、「身近な自然探検隊」が追加された。
身近な作物
「作物の花あてクイズ」、「生産量上位について」、「作物について」、「栽培方法」、「レシピ」など、身近な作物12種について、クイズや対話形式で、楽しみながら知識を深めるコンテンツ。身近な作物ではあっても、大人でも意外とどんな花が咲くのかは知らないのではないだろうか。4択クイズなので、当該作物以外の花もチェックできておもしろい。また、レシピページはPDFとして印刷ができるようにもなっている。生産量上位の県についての解説には、使用した統計資料の出典も記載されており、引用元を明記したまとめかたのよい見本となりそうだ。
なかまさがしカルタ
絵と関係のあるイラストを選ぶという、主に加工品の原材料を当てるカルタ式ゲーム。新しくゲームを始めるたびに、毎回イラストの場所が変わるので、本物のカルタのような感覚で取り組める。おてつき3回でゲームオーバーとなるので、より楽しみながら学ぶことができる。
身近な自然探検隊
「森林」、「海」、「田んぼ」等を描いたイラストをクリックすると、その働きについて説明が現れるコンテンツ。森林のイラストには、「こども森林館」(林野庁)のリンクが貼られており、かわいいイラストの別コンテンツが開くようになっている。以前、きょういくじん会議で取り上げた「木育で『木』について知ろう!」の記事も合わせてご参照いただけると、より広がりがうまれそうだ。
調べ学習や夏休みの自由研究等に活用してもらうことを目的としてつくられているページだけに、子どもにもわかりやすい内容構成となっている。日々の授業の教材としてもお使いいただけるだろう。理科・社会科だけでなく、国語・家庭科・総合などといった多教科に渡って役立つ便利なサイトとなっている。