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文科省、行政事業レビューで自ら事業を点検―3日、4日
kyoikujin
2010/6/1 掲載

 文部科学省は、3、4日に、行政事業レビューを実施する。行政事業レビューは、各府省において事業の実態を十分に把握・点検し、その結果を今後の事業執行や予算要求等に反映する取り組みで、いわば「事業仕分け」自ら行うものだ。

 今回対象となるのは以下の12の事業で、外部の有識者を交え、公開で検証が行われる。

  • 産学連携による実践型人材育成事業
  • 先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム
  • 安全・安心科学技術プロジェクト
  • 科学技術振興調整費
  • 国際協力イニシアティブ
  • 全国学力・学習状況調査の実施
  • 独立行政法人理化学研究所(SPring−8の運営業務)
  • 独立行政法人日本原子力研究開発機構(外部委託による事業)
  • 青少年元気サポート事業
  • 学校支援地域本部事業
  • 生涯学習フェスティバル

 事前に公開されているレビューシートによると、例えば「全国学力・学習状況調査の実施」については、契約に係る透明性・適正性の検証を行い、「総合評価基準の見直し、審査結果の透明性の確保」「公共発注に関する多角的観点からの専門家会議を設ける」などの見直しの余地があることが検証される模様だ。

 なお、両日とも140名程度の一般の傍聴が可能。インターネットでも中継される予定だ。また、2日までに今回の行政事業レビューの対象となる事業に関する意見の募集も行っている。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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