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世界大学ランキング2009―東大順位下げるも日本健闘
kyoikujin
2009/10/8 掲載

 英紙タイムズ系の教育専門紙である、タイムズ・ハイアー・エデュケーション・サプリメントが8日、2009年の世界大学ランキングを発表した。総合1位は2004年の調査開始以来6年連続となるアメリカのハーバード大学、2位はイギリスのケンブリッジ大学、3位はアメリカのイェール大学が続いた。日本の大学では、東京大学が前年19位から22位に後退したが、アジアトップの地位は守った。

 ランキングは、論文への引用回数や教員数と学生数の比率、研究者や人事担当者による評価、外国人教員や学生の比率などから総合的に決定される。東大や日本勢2位の京大(全体25位)は、研究者による評価が満点だったのを筆頭に総じて高いスコアだったが、外国人教員や学生の比率が極端に低い点が足をひっぱったようだ。国が進める留学生30万人計画の成果次第で、今後、日本の大学のランキングが上昇していく可能性もある。日本の大学では、他には大阪大(43位)、東京工業大(55位)が続き、名古屋大(92位)と東北大(97位)が新たに100位以内に入った。解説記事では、アメリカの大学の地盤沈下とは対照的に、日本や香港、韓国、マレーシアなど東アジアの大学の躍進も伝えている。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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