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教職員向けの健康観察マニュアル作成―文部科学省
kyoikujin
2009/4/28 掲載

 文部科学省は27日、教職員のための子どもの健康観察の方法と問題への対応のための指導参考資料を公開した。この資料は学級担任等が行う日々の健康観察や保健指導が円滑に実施できるよう作成されたもので、子どもの心身の健康問題の早期発見・早期対応に役立つことが期待されている。

 全6章85ページからなる資料には、健康観察の手順や観察項目が具体的に示されているほか、近年深刻化している子どもが抱える心の健康問題へ対応方法などがまとめられている。
 各章の内容は以下の通り。

第1章 健康観察
第2章 健康観察の実際
第3章 子どものメンタルヘルスの理解と健康観察
第4章 心の健康問題への対応
第5章 事例から見る子どものメンタルヘルスの理解と対応
第6章 主な疾患等の解説

 学級担任等により毎朝行われる健康観察の重要性は、1月17日の中央教育審議会答申「子どもの心身の健康を守り、安全・安心を確保するために学校全体としての取組を進めるための方策について」においても指摘されており、モデル的な健康観察表の作成、実践例の掲載を含めた指導資料の作成等が望まれていた。今回の資料はこの答申を踏まえて作成されたものだという。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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