教育ニュース
文科省の報道発表から研究会参加ルポまで、知っておきたい色々なジャンルの教育情報&ニュースが読めます。
学校保健ポータルが始動―アレルギー対応ガイドラインも
kyoikujin
2008/4/28 掲載

 日本学校保健会は28日、学校保健ポータルサイトの稼動を開始した。9月の本稼動に向けてのプレオープンとのことだが、各種検診の有料マニュアルの立ち読みや販売のほか、小中学生向けの薬の使い方や、麻しん対策ガイドラインなどの小冊子を多数公開している。

 26日の毎日新聞の記事によると、同サイトは、文部科学省が25日に公表した「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」も取り扱っており、部分ではあるが立ち読みも可能だ。同文書では、急性アレルギー反応によって意識を失った本人の代わりに、教職員が注射を打つことの是非に対する初めての見解も示しているという。

 学校現場では、アレルギーに限らず、様々な疾患や心の問題への対応が求められている昨今だが、インターネット上では多くの有用な情報を収集することが可能となってきてはいるものの、情報の信憑性の問題や検索すること自体の難しさは依然解決されていない。同サイトのような、特定の分野で散在する情報を、現場の需要に合わせて集約したポータルサイトが適切に運用されるなら、今この時にも情報を必要としている人の助けになることが期待できるだろう。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの受付は終了しました。