教育マグマ日記
明治図書出版教育書編集部の樋口雅子編集長が、日々の雑感を赤裸々に綴ります。
“卒業”の季節
明治図書出版編集長樋口 雅子
2015/2/16 掲載

「そういえば、会社を卒業するんだって?」
「やりかけの仕事がある〜とか思っていて、ここまで来ちゃった…」
「考えてみると、“明治図書に捧げた一生”という感じ、かな」
「なによ。女性の平均寿命にはまだ、間がありますわよ」
「いずれにしても、ご卒業、おめでとう。新しい人生に乾杯!」

友人と、いきつけの蕎麦屋にてーの会話です。
それにしても。
女には、「○○に捧げた〜」という意識―ほとんどないのが実態?実感?です。
多分、
<男は過去を語りたがり、女は、未来を語りたがる>
ということかも知れません。(自慢気に語る過去を構築出来なかったから?)
でも、30年前の写真(今週末、山口のF先生からいただいたメールに添付されていたもの。よくとってありましたねF先生、感謝。何でも出した手紙も全部とってあるとか。
げに怖ろしや…)を見ていて、ふと。
―自分が関わってきた仕事を振り返る、「モノサシ」を考えてみました。。

<セルフ・ブランドの自己採点表>

@この人と仕事をしたいと思ってくれた人の割合は?
A原稿が活字になった時、“何か、自分がすごい人になっている気がした”というような高揚感を持ってもらった人の割合は?
Bライターの人柄、可視化出来ている割合は?
C常にコンプレックスを持って対応した相手の割合は?
D自分はまだ“発展途上人”という発信をして、“共に目標に向かって漕ぎ出す運命共同体意識”を共有できた人の割合は?
E肩書きのない時代の人脈をも大事にしている割合は?
F何より?自分に興味関心を持ってもらえた人の割合は?

自分でQを作成しながら、自己採点の数字、45点かなあ。。
ある高名な教師の名言に、
―生徒理解とは。。
「その子自身が、自分自身のことをどう思っているかーを、知ること」
とありますが、たしかに。。
ここで、思い出しました…。
父親の書斎に、
「漁夫、生涯竹一竿」
という掛け軸が掛っていて、
「お父さんは、先生ではなく、本当は魚つりの人になりたかったのか」
と思っていた子ども時代が、妙に懐かしい。。

コメントの一覧
8件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2015/2/16 13:05:38
    言い知れぬさみしさを感じます。
    看板がなくなるのですねえ。
    <セルフ・ブランド>お仕事に対する心意気を感じ、胸を熱くしました。
    数々の本を世に送り出し、教育の先端を走ってこられた樋口編集長、本当にありがとうございました。
    未来を語る女性の一人として、今後の御活躍に期待いたします。
    • 2
    • 天童のどんが男
    • 2015/2/16 23:04:00
    ホント、残念です。樋口編集長が書かれた「原稿依頼文=編集後記」は、屹度、社会科教育の「歴史」を刻んできたと思います。これから新たなご活躍を期待しております。ありがとうございました。
    • 3
    • 言語迷人
    • 2015/2/18 21:20:29
    明治図書の看板編集長であり、教育出版界の巨星でもあった樋口編集長の引退にショックを受けています。これほどの方はそう次々に登場してくるとは思えず、非常に残念でなりません。
    ぜひ、何らかの形で出版界で継続してご活躍していただきたいと強く願っております。
    寂しいのですが、今は「お疲れさまでした。ありがとうございました。」の一言です。
    • 4
    • 樋口パパ
    • 2015/2/21 14:54:21
    ドキュメント 戦後教育の断面 
    は隠れた名著でした。
    • 5
    • 北 九州男
    • 2015/2/24 14:57:39
    青天の霹靂です。社会科教育のみならず、教育界に様々なウエープを興し、挑み続けてきた名編集長のご引退にふれ、呆然としてます。原稿依頼文や葉書に、達筆で書かれたお言葉にどれだけ、力付けられたかわかりません。有田和正先生が、「明治図書に育てられた」とおっしゃっていましたが、私自身も常に社会教育を拝読し、時に執筆させて戴き、多くを学んで参りました。本当にお疲れ様でした。どうか、ゆっくりご自愛下さい。そして、時期がきましたら、また、ご意見番として、ご指導賜りますようお願い申し上げます。
    • 6
    • 西川純
    • 2015/3/21 19:42:17
    本当にお世話になりました。
    私が実践の世界に入れたのは樋口さんのおかげだと感謝いたしています。
    今後ともご活躍下さい。
    • 7
    • 宇田川勝司
    • 2015/3/31 22:29:48
    お疲れ様です。
    今までいろんな出版社の編集の方とおつきあいさせていたお付き合いさせていただきましたが,なかなかズバズバ意見を言ってくださる方が少なく,そんな中,樋口さんはいつも本音のコメントをくれました。手厳しくドキっとさせるコメントも度々でしたが,おかげで私も中途半端なものは執筆できず,明治図書さんの原稿を書くときはいつも緊張してました。樋口から評価をいただけたときは何よりも励みになりました。樋口さんの新たな分野でのさらなるご活躍を期待します。
    • 8
    • 宇田川勝司
    • 2015/3/31 22:33:46
    今のコメントの4行目,あろうことかか樋口さんを呼び捨てにしてしまいました。失礼の段,申し訳ありません。
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