教育マグマ日記
明治図書出版教育書編集部の樋口雅子編集長が、日々の雑感を赤裸々に綴ります。
“粋”な年齢?
明治図書出版編集長樋口 雅子
2015/1/19 掲載

「このコースター、和紙の素敵もあるけど、文字通り、粋だね」
「何、何?」
「“粋”しか書いてないみたいだけど…」
「あ、この裏ね。
―“八十八”まだまだ未熟 “九十”でやっと解る“粋”の意味―
文字の組み立てからか、なるほど。
でも、さすがお互い、八十八まで間があるよね。未熟なわけだ…」

よく行く、それこそ粋な感じの、蕎麦屋さんでの話です。
蕎麦好きな私。密かに、ラーメン屋では、和紙のコースターなど出ないよねー
とか思いつつ、90歳を称賛する文化があることに、ピンときたというか、
長くこの世に滞在することが粋?という文言につられ、
「社会科教育」5月号(創刊して以来、ひとりで企画をしてきた私・樋口の最後の発信となりますが)
「“社会”を面白がる!はてな?授業ネタ百科」
という特集にしました。
発想の起源が、粋コースターというのは、いささか不謹慎のようでもありますが…。狙いは、90歳を礼賛するということは、これからの社会の人口構成を予言している?というあたりから、依頼状を人口論に絞ってこういう問題提起をしてみました。

「明日は、雲ひとつない、よい天気でしょう」というアナウンス。
よく聞くセリフです。
多くの人にとっては、よい天気に何のひっかかりもないと思いますが、傘などを商う人にとっては、必ずしも<よい>天気とはいえないかと思います。
社会をとらえる切り口として、利害が相反することが少なくないことが、<社会は複雑でとらえにくい>といわれるゆえんーのひとつのようです。
先般、NHKのニュースセブンで、「セックスレス」の夫婦が45%もあり、少子化に歯止めが効かない訳だーという解説がありました。
それで思い出したのが、丙午生まれの迷信による人口減現象です。
ウキペディアによると、1906年(明治39年)の丙午では出生率が4%減少し、1966年(昭和41年)では、前年に比べて25%もさがっているのだそうです。丙午生まれの女性は、
<気性が強くて夫の命を縮める>
という迷信が、明治時代より昭和の方が広まったのは、むしろ<教育の普及の結果>だという説もあります。
ま、次の丙午、2026年になりますが、その時、はたして人口構成に何らかの変化はあるのでしょうか。
まさか、女の子の出生率だけが減るという科学技術の発達が迷信を強固にしなければいいが〜という気さえしてきます。
―次の丙午は今から11年後。多分、両親の生命力からも、
<粋な特等席?でこの社会現象を面白がっている自画像>を想定しているのですが、結果や如何に。。

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