教育マグマ日記
明治図書出版教育書編集部の樋口雅子編集長が、日々の雑感を赤裸々に綴ります。
恨み、買います。。
明治図書出版編集長樋口 雅子
2014/4/28 掲載

「スポーツ観戦、圧勝型と互角型、選ぶとしたら、どっち?」
「圧勝型は、カッコいいし、互角型は、ご贔屓があれば、はらはらドキドキだから、それも面白い〜」
「女は、どっちかっていうと、かっこいい圧勝派かな…。対する男は、ハラドキ派じゃない?」
「熾烈な戦いが好きかもね…」
「“俺は、ついてるぜ”〜と、一か八か強運に賭けてみたいような人間が多い〜」

でもーないようです。
最近の新人は、“さとり世代”とか言われているぐらいで、“賭け”など冷めた目で見ているのでしょう?
今年の入社式で伊藤忠の岡藤社長、
「新人は、来る日も来る日も退屈なルーチンワーク。こんなはずじゃなかったーとなる」
と意表をついたあと、
「ルーチンワークの積み重ねが大きな仕事を成し遂げる土台」
と訓示したのだとか。
多分、岡藤社長、自身の体験から新卒者の心境をおもんぱかったのでしょうが、今や新人が、社長より?「さとり世代」のようです。
多分、そこにいた若手は、これから迎える日々のイメ―ジ、とっくにご存知なのかも。
ご多分に洩れず私も、編集部といえば、著者とコーヒーでも飲みながら〜見たいなイメ―ジで入社したのでしたが、来る日も来る日も、ちっとも面白いと感じられない?校正刷りを読むだけ。。
こんなはずじゃなかったーと転身を模索した日々があったことを思い出しました。。
その後、面白くもないと思っていた校正刷りが、だんだん立ち上ってくるような感覚を覚えたころには、仕事にハマっていく自分がありました。。
だからでしょう。何の貢献もない若手が生意気な〜<あいつ、試してやれ>とばかりに、「授業研究」誌の企画編集を任されたりしましたが、失敗していたら、今ここにいることはなかった。。
それにしても、20代のおねえちゃんのタクトに、諸先生もよく協力してくださったものです。
先日55歳で亡くなった作家の坂東真砂子氏は、
「“損しちゃ損”と生きているのが女」
と看破したそうですが、
「わたしも、<好きなことをしなくちゃ損>は貫いてきた気はするけど、圧勝もしてみたいー」と友人にいうと、
「外交では、圧勝っていうのは、だめなんだって。51対49のようなきわどい差で決着に持ち込むことが奥義―なんだって。
そうしないと、相手国の恨みを買い、恒久的な国益につながらない〜なんだって」
 でも私。一度でいいから、<恨みを買ってみたい…>

コメントの受付は終了しました。