教育マグマ日記
明治図書出版教育書編集部の樋口雅子編集長が、日々の雑感を赤裸々に綴ります。
写真映り悪い人、必見?
明治図書出版編集長樋口 雅子
2014/4/14 掲載

「“私、写真映りが悪い”って思っている人、必見―って言われたら、どれぐらいの人が見ると思う?」
「5割かな」
「7割だって。それだけ“自分の姿はもう少しまし〜”と思っている人が多いんだけど、周りの人に、“あなたそのもの、そっくり”と言われてがっかりする人が多いんだって」
「その心は、鏡に映る自分しか知らない自分と、鏡を通さないであなたを見ている人とのギャップ。つまり、鏡を前にすると、誰でも、自然に自分力をあげているんだって」
「その姿が、自分だと思っているから、写真映りが悪いってなる・・」

 “いじめ”の書籍を出されている先生から、法令に関わることを学習することで根絶しようとしている現場の実践を推挙され、メールであれこれ交信しました。
「少年法に守られているという考えの間違いを糺し、低年齢でも社会的責任が消えることはないという、私たちの社会の原理を伝えることにあります」とした上で、
・教師の専門性を認めてもらえる形での学校・学級規範の確立
・そのような規範意識の醸成を通じての。暴力やいじめの根絶
・例示やその根拠を示す際に、市民社会の根拠ある判決とその説明を活用する
・判例や法的な根拠をふまえた説明を行うことで、保護者の理解や教師の専門性も
高まる
・児童自身の規範意識も根拠をもって互いに向上できる
ということでしたが、私には、どうも、“鏡に映る自画像”をもとにしているような、いわば綺麗事―で構築されているような違和感が。。
ある心理実験。
トラックにリンゴを山積みにして、誰もいない状態にしておくと、通りがかったおばさんが、「ひとつ貰って行こう」とつぶやいて持ち去る。次に来たおばさんは、「もらっていいの」とか言いながら、2個持ち去る。次に来た人は、<皆が持っていくのに、あたしも貰わないと損>とばかりに3個持ち去る。。
こういう具合で30分もするとトラックは空っぽになる。。
これが群衆行動というものだとか。
有名なのが、スタンフォード大の監獄実験。
囚人役と看守役に割り振った(役割として)20人の男を2週間、大学内の疑似刑務所で生活させると…。最終的には(途中で打ち切られた〜)2人の死者と多数の死傷者が出る結果になったのだそうです。(事件は映画「es」にもなり、日本でも公開された…)
そういう邪悪な一面を持っているのが人間であり、そこを変えるには、<社会を律する規範意識をいかに育てるか>ーが、カギなのだそうです。
――人は、同調しようという強い心理が働く。
――人は、流される性質がある。
という話を聞けば聞くほど…。
<孤立を気にすることなく“わが道にこだわる?発達障害者”の存在>
が、これからの世紀を切り拓くという意見が、救いのある予言にも聞こえてくるような。。。

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