きょういくじん会議
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行ってみよう! 酉の市
kyoikujin
2009/11/10 掲載
熊手(大)招福づくし

 毎年11月の酉の日には、開運・商売繁盛の神として信仰される日本武尊を祀る鷲(大鳥)神社などを中心に、「酉の市」が開かれます。

 酉の日は干支である十二支を毎日にあてて定める日付法で、「酉」にあたる日を言い、11月の酉の日は日本武尊の命日とされています。今年は12日と24日が「酉の日」で、それぞれ「一の酉」「二の酉」となります。
 その日に開かれる「酉の市」は開運招福・商売繁盛を願う、江戸時代から続く代表的な年中行事。毎年参拝や縁起物を求めて、多くの人が訪れます。

 酉の市は主に関東地方を中心に(※1)行われており、なかでも有名なのは「浅草 酉の寺」として親しまれる長國寺浅草酉の市です。当日は多くの露店が出され、運や福を「はき込む」「かき込む」意味の“縁起熊手”や、その名も“にぎり福”という練りきりでできた五色の縁起菓子、開運グッズなどが所狭しと並べられ、多くの人で賑わいます。
 その他、同じく浅草の鷲神社、東京・江東区の富岡八幡宮の深川酉の市、新宿区にある花園神社、目黒区にある目黒総鎮守大鳥神社、調布市の布多天神社、静岡県の大安寺(肴町)など、様々な場所で開かれています(※2)。

 江戸時代から続く行事に参加しながら歴史に思いをはせ、開運を願ってみてはいかがでしょうか。

※1 関西地方でも酉の市を開いている神社はあるが、「えびす講」「えびす祭」の方が有名。

※2 一部では12月の酉の日に行われている。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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