突然ですが、問題です。ルート64の2乗は何でしょう?
3日のBBC NEWSによると、25歳以上の2,000人を対象としてこのような問題を出したところ、5人に1人が正しく答えられなかった、という調査結果が、英国で発表されました。
毎日の買い物などで計算に困った経験がある保護者の方にも、計算方法やおとな向けの教室など、いろいろな対策法があるようです。
調査結果によると、男性よりも女性のほうが計算を苦手としている人の割合が高く、対象となった女性の半数以上から、子どもや家族に計算の質問をされて、困った経験があるとの回答を得たとのこと。皆さんの中にも、お子さんから宿題などの質問をされて困った経験がある方は、意外と多いのではないでしょうか?
どんぶり勘定
毎日のお買い物で計算がわからなくなってしまうこと、よくありますよね。同紙によると、1日の生活の中には、平均で14回ほど簡単な計算をする場面があると推定されているとのこと。昨年の9月に放送された「ためしてガッテン」(NHK)では、どんぶり勘定を使った、とても便利で簡単な計算方法を紹介していました。私もよくやるのですが、10の位以下は四捨五入し、100円単位で計算するというもの。
お買い物など、大体の計算はこれで何とかしのげます。しかし、子どもの宿題のお手伝いとなると、このようにはいきません。そこで最近、おとな向けの算数教室なども試験的に始まっているようです。
おとな向けの算数教室
小学生の保護者を対象としたおとなの算数教室は、Benesseが運営するおもいで小学校で、先週2度目の開催がされました。このおもいで小学校の一番の特徴は、その所在地。というのも、おもいで小学校はCGで建築された仮想の世界にあります。授業はボイスチャットで行われ、1回の参加者は20名の少人数制。今のところ下校時刻にも決まりはないようで、丁寧な指導が受けられることは、魅力の1つかもしれません。
自宅のパソコン設定などの問題もあるため、実際の教室で行われれば、興味をそそられる保護者は意外と多いかもしれません。
今回の調査を行った慈善団体、Every Child Countsは、算数を苦手としている小学生の子どもたちを支援するためのプログラムを、政府と共同で開発しています。また英国政府は、おとな向けの算数の基礎学力を向上するための対策を考えているとのこと。今年中に始動することを目標としているようですので、今後どのような対策がとられるのか、注目したいですね。

64ですよね・・・?
最近はコンビにではもっぱら電子マネーで、めっきり小銭の計算をしなくなりました。漢字が書けなくなりつつあるのと同様、計算力も落ちていきそうです。