著者インタビュー
新刊書籍の内容や発刊にまつわる面白エピソード、授業に取り入れるポイントなどを、著者に直撃インタビューします。
発問から板書まで1年間の授業づくりのすべてがわかる!
岐阜大学教育学部准教授瀧沢 広人
2020/3/13 掲載
 今回は瀧沢広人先生に、新刊『絶対成功する!外国語活動・外国語授業アイデアブック』シリーズについて伺いました。

瀧沢 広人たきざわ ひろと

1966年東京都東大和市に生まれる。埼玉大学教育学部卒業後、埼玉県公立中学校、ベトナム日本人学校などに勤務。公立小学校、教育委員会、中学校の教頭職を経て、現在、岐阜大学教育学部准教授として小学校英語教育の研究を行う。

―本シリーズでは小学校3、4年の外国語活動と5、6年の外国語の1時間の授業づくりの流れをわかりやすく紹介しています。まず、「外国語活動」編は、具体的にどのような構成になっていますか?

 3・4年生の外国語活動編では、Let’s TRY!1・2に準拠し、「導入」から「展開」「まとめ」までを教師のセリフ、児童のセリフを載せることで、授業がイメージしやすくなるようになっています。授業の流れを理解し、先生方の個性豊かな授業を展開していただけたらと思います。また、単元の最初には、単元構成がひと目でわかるページを設け、単元の「目標」や「評価」が概観できるようになっています。そちらも有効にご活用いただけたらと思います。

―「外国語」編の方はどうですか?

 外国語科の授業では、新教科書の下、教科書で共通に取り上げられている英語表現を選び出し、無理なく楽しく学習ができるよう、授業展開アイデアを載せています。また、5・6年生ですので、教師が児童に英語で語るTeacher’s Talkや、児童同士のSmall Talkも必然的に入っています。各授業は4ページ構成で組んでおり、最初の3ページを授業展開、残り1ページをワークシート等の掲載という構成で、すぐに授業で活用可能な形を示しています。

―初めて教科書での授業がスタートする外国語ですが、どのような準備が大切になるでしょうか。

 一番大切なのは、目の前の児童が“楽しく!”学習している姿です。そのためには、なにより授業ネタが必要です。授業ネタは、決して授業者1人だけで考えるのではなく、周りにある楽しいネタをどんどん使って、児童から笑みが出るような授業をすることです。本書では、児童が興味を持つようキャラクターの誕生日クイズやペア、グループ活動などを取り入れ、教科書指導の補助となる活動や展開が学べるかと思います。

―さらに新3観点の評価・評定も考える必要がありますね…。

 新教育課程では、学習評価という言葉を使っています。評価することで、児童の今後の学習に活かしていける評価であるということが大きな強調点ではないかと思います。また、「知識・理解」であったものが、今回「知識・技能」となりました。つまり、知っているだけでなく、活用可能な形で身に付いていることが「知識・技能」となり、実は、2つを評価しなくてはいけなくなります。詳細は、拙著『単元末テスト・パフォーマンステストの実例つき!小学校外国語活動&外国語の新学習評価ハンドブック』(明治図書)をご参照いただき、学習評価について整理いただければと思います。

―最後に全国の小学校で英語を教える先生方に一言メッセージをお願いします。

 4冊のアイデア集のメインページは、Chapter2の授業細案です。しかし、小学校英語への私からメッセージは、Chapter1にあります。どうかChapter1をお読みいただき、小学校英語への理解を深めてもらえたらと思います。今、必要な情報をChapter1に載せたつもりです。さて、やってみると意外と英語の授業が楽しいことに気付くかと思います。なにより、児童が楽しそうに英語を話している姿は、心地よい風景です。児童が楽しく学べるよう、今後も多くの指導技術を学び、実践を深めていってもらえればと思います。どこかで皆様にお会いできる日を楽しみにしています。

(構成:木山)
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