著者インタビュー
新刊書籍の内容や発刊にまつわる面白エピソード、授業に取り入れるポイントなどを、著者に直撃インタビューします。
算数授業のユニバーサルデザイン化を目指そう!
福岡県公立小学校教諭大羽沢子
2014/2/7 掲載
  • 著者インタビュー
 今回は大羽沢子先生に、新刊『算数授業のユニバーサルデザイン 5つのルール・50のアイデア』について伺いました。

大羽沢子おおば さわこ

1963年、福岡市生まれ、福岡教育大学卒業。福岡県の公立小学校に勤務後、兵庫教育大学大学院修了(教育臨床心理コース)。その後現職に戻り、通常学級担任、特別支援学級担任として勤務。この間、町代表特別支援教育コーディネーターとして学校および町内の特別支援教育の推進にかかわる。また、看護専門学校のスクールカウンセラー(非常勤)や地域の親の会の相談にも従事する。臨床心理士、特別支援教育士、学校心理士。

―本書は「どの子にも分かる」「どの先生でもできる」というテーマで書かれていますが、そのねらいを教えてください。

 ずばり、「みんなで毎日できることが大事」ということです。授業が格段にうまいスペシャリストは数少ないですね。でも、日々こつこつと「当たり前」のことを積み重ねている先生はたくさんいます。みんなで一歩ずつよい方向へ進むことが子ども達の「分かる」と笑顔を引き出すのではと思います。

―また算数授業だけでなくどの授業でも使えるユニバーサルデザインのアイデアも紹介されていますが、通常学級での特別支援教育で、一番大切なことは何でしょうか?

 「ほめる」ことに軸足を置いたかかわりができるかどうかです。本書では算数の授業のヒントだけでなく「かかわり方」にも重点を置いています。分かりやすく教えることだけでなく、授業中のちょっとした子どもとのやりとりが授業全体に大きく影響します。ですから、子どもの姿を見て「プラスのかかわり」ができるよう意識して書いています。

―大羽先生は本書を、学校現場でどのように活用してもらいたいと考えていますか?

 この本では「5つのルール」それぞれについてアイデアを出しています。気になるルールのところから読んでいただければと思います。
 紹介したヒントをきっかけに、目の前にいる子どもに合った支援を工夫していただけたらと思います。うまくいっているかどうかは、子どもの姿や笑顔が教えてくれます。

―最後に、算数の授業づくりに奮闘されている全国の先生方にメッセージをお願いします。

 子ども達は、私たちの工夫や努力を素直で、温かい目で見ています。いろいろと試した時、子どもが「先生、分かった!」と言ってくれたら嬉しいですね。そんな子ども達の顔を思い浮かべて、工夫しましょう。私もがんばります!

(構成:木山)
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