特別支援教育の実践情報 2026年11月号
構音障害・吃音・ことばの遅れへの理解と発達支援

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特別支援教育の実践情報 2026年11月号構音障害・吃音・ことばの遅れへの理解と発達支援

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ジャンル:
特別支援教育
刊行:
2026年10月5日
対象:
小・中・高
仕様:
B5判 74頁
状態:
在庫あり
出荷:
2026年10月26日

目次

もくじの詳細表示

特集 構音障害・吃音・ことばの遅れへの理解と発達支援
特集について
ことば・コミュニケーションにかかわる障害と気づきポイント
(1)ことばやコミュニケーションの発達と障害とは
/川合 紀宗
(2)構音障害 発音が気になる子
/弓削 明子
(3)吃音等 ことばをくり返したり,のばしたり,つかえたりする子
/堅田 利明
(4)ことばの発達の遅れや偏り ことばの理解や表現に支援が必要な子
/山�ア 志穂
ことば・コミュニケーションの発達支援プログラム
(1)発音が気になる子への支援
息の使い方を学ぶ遊び
/中村 勝則
口や舌を意識する遊び
/中村 勝則
聞き分ける力を育てる活動
/中村 勝則
楽しく発音練習につなげる工夫
/中村 勝則
(2)ことばをくり返したり,のばしたり,つかえたりする子への支援
安心して話せる環境づくり
/吉澤 健太郎
ことばが出やすくなるかかわり方
/吉澤 健太郎
グループ活動での配慮
/吉澤 健太郎
「話したい」を支える工夫
/吉澤 健太郎
(3)ことばの遅れや偏りがある子への支援
言葉を増やすかかわり方
/河村 千夏
やりとりを広げる遊び
/河村 千夏
絵カードや写真を使った支援
/河村 千夏
ことばと行動を結びつける工夫
/河村 千夏
自閉スペクトラム症のことば・コミュニケーションの特徴とアプローチ
/永瀬 開
ことばで伝えることが難しい子へのコミュニケーション支援ツールの活用
/坊岡 峰子
ことばの教室担当1年目の先生の「困った!」にこたえるQ&A
子供の理解・アセスメント
(Q1)子供の状況を把握するにはどんな方法がありますか?
/��橋 三郎
(Q2)ことばの検査にはどのようなものがありますか?
/村尾 愛美
指導計画・指導の工夫
(Q3)指導計画はどのように作成するとよいですか
/入野 詩香
(Q4)おすすめの教材や参考図書はありますか?
/澤口 陽彦
(Q5)子供が集中して取り組める工夫はありますか
/芝 利治
(Q6)グループ指導で気をつけることは何ですか?
/中村 勝則
在籍学級との連携
(Q7)在籍学級の先生とどのような情報共有をするとよいですか?
/常井 幸恵
(Q8)在籍学級の子供にことばの教室をどのように説明するとよいですか?
/中村 比路美
保護者との連携
(Q9)初回の保護者面談はどのように進めるとよいですか?
/松山 恵美
(Q10)不安の強い保護者の相談にはどのように対応するとよいですか?
/堅田 利明
専門家との連携
(Q11)病院の言語聴覚士の先生とはどのように連携するとよいですか?
/正木 啓太
(Q12)言語聴覚士の先生から指導アドバイスを受けることはできますか?
/山�ア 志穂
保護者からことばの教室の先生へのメッセージ
/戸田 祐子
ことばの教室の専門性とこれからの学び
/川合 紀宗
トピックス (第128回)
「審議まとめ(素案)」をキーワードで読み解く次期学習指導要領の方向性
/平沼 源志
自閉症のある子供の自立活動と各教科等の関連を図った指導 (第8回)
援助申請・自己理解の自立活動の指導を土台とした、相談しながらの学習参加
/松崎 慎也
用語×事例で学ぶ応用行動分析 (第8回)
課題分析/連鎖化
/神山 努
イラスト図解で見て学ぶソーシャルスキル (第8回)
行事が増える秋 困った予報で大丈夫を増やしたい
/尾住 奈未
Canvaでつくる特別支援教材 (第8回)
文化祭もCanvaで! 案内作成、劇の背景画像も
/関口 あさか
学校×医療 多様な背景のある子供理解とサポート (第8回)
ゲーム行動症
/市河 茂樹
算数の学習支援―計算から図形・割合まで― (第2回)
数の量と分解
/河村 暁
特別支援学級の授業づくりアイテム (第8回)
[自立活動]両手を一緒に動かそう! 色合わせ輪ゴムかけ/[自立活動]両手を使い分ける! 型取り・切り貼りアート
/いるかどり
ことば・コミュニケーション力を育む手づくり教材アイデア (第8回)
質疑応答 すききらい調べ
/小原 路乃
写真で見る 工夫がキラリ★教室環境づくり・校内環境づくり (第51回)
地域に笑顔の花を咲かせよう〜自分もみんなも幸せに〜 地域企業と連携し、人と地域とつながる力を育てる学校
/谷 浩明
編集後記
/川合 紀宗

編集後記

近年,通常の学級や通級による指導,特別支援学級,特別支援学校など,多様な教育の場において,ことばやコミュニケーションに困難を示す子供への支援の重要性が高まっています。構音の誤りや不明瞭さ,吃音などによる話しにくさ,ことばの発達の遅れや偏り,コミュニケーションの苦手さは,学習面にとどまらず,友人関係や自己理解,自己肯定感にも大きな影響を及ぼします。

こうした課題は,構音障害や吃音といった個別の困難として捉えるだけでなく,子供が学び,生活し,人とかかわる基盤にかかわるものとして理解する必要があります。特別支援教育においては,「コミュニケーション」は自立活動の重要な区分の一つであり,ことばややりとりの力を育むことは,子供の自立と社会参加を支える営みでもあります。また,それはインクルーシブ教育システムを支える重要な領域でもあり,特定の担当者だけの課題ではなく,すべての教育関係者にかかわるテーマであるといえます。

一方で,学校現場では,「子供の困難にどのように気づけばよいのか」「どのような支援を行えばよいのか」「保護者や専門家とどのように連携すればよいのか」といった悩みや不安が多く聞かれます。特に,ことばの教室を担当したばかりの先生方にとっては,専門的な知識や実践経験が十分でない中で,一人一人の子供の状態を見立て,適切な支援を構築することが求められる場面も少なくありません。

そこで本特集では,発音や話しにくさ,ことば・コミュニケーションに関する基礎的な理解から,学校現場ですぐに活用できる具体的な支援プログラムや教材,指導の工夫までを幅広く取り上げました。また,自閉スペクトラム症のある子供のコミュニケーション支援や,AAC等の活用も含め,多様な子供への支援の可能性について考えています。さらに,Q&A形式を通して,アセスメント,指導計画,保護者との連携,専門家との連携など,日々の実践に役立つ視点を整理しました。本特集が,ことばやコミュニケーションの支援を担う方々はもちろん,すべての教育関係者にとって学びの手がかりとなることを願っています。


   広島大学教授 /川合 紀宗

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