- 特集 ニーズをとらえて達成感を育む!国語・算数の授業づくり
- 【提言】なかまとともに育つ私・ぼくの力
- 集団の中で個に合わせた授業を行うには
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- 【実践】個に応じた達成感のある国語・算数の授業づくり
- 国語
- <小学校 通常の学級>手を挙げたくなる「まちがい探し」の授業
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- <小学校 特別支援学級>楽しく学んで,会話しよう! 「ことば」の学習
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- <特別支援学校 小学部>「お話会」に向けた学び合い
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- <特別支援学校 小学部>「書く」楽しさを引き出そう!!―チャンスを自然に支援に生かす
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- <中学校 特別支援学級>「コレ」があれば書けるし読めるよ!―ICT機器を活用した個別指導の実例紹介
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- <特別支援学校 中学部>個々のニーズに応じたことわざ学習
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- 算数・数学
- <小学校 通常の学級>教科書教材で全員が楽しく「わかる・できる」算数授業をつくる―教室のあの子を意識した教材提示の工夫(3年生・三角形)
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- <小学校 特別支援学級>多面的な実態把握に基づいた算数の指導
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- <特別支援学校 中学部>「自ら考える力」にせまる授業づくり
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- <特別支援学校 中学部>生徒の生活上の困り感に注目した「お金の学習」の進め方
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- <特別支援学校 中学部>自分で問題に応じた解き方を判断しながら,意欲的に学習に取り組む数学の授業づくり
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- <特別支援学校 高等部>作業学習販売会の会計にアプリを利用して
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- 〈実践〉個に応じた達成感のある国語・算数の授業づくりを読んで
- 12の授業実践から学ぶ「特別支援教育の充実」と「合理的配慮の提供」
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- 授業を豊かにする ニーズにぴったり!オススメツール
- 子どもと子どもをつなぐ教材を考える
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- フォトライブ教室 (第2回)
- 子ども同士で学び合い、支え合う「協同学習」っていいね!
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- インクルーシブ教育最前線 (第2回)
- 離席,徘徊や手遊び等が目立つ児童への合理的配慮の実践事例
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- トピックス (第56回)
- 「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」の施行を迎えて 他
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- わたしと特別支援教育 (第2回)
- 学校に期待する4つのこと
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- 授業を面白くする手作りグッズ
- きらきらパチンコ
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- 〜最高の笑顔を引き出すために〜
- それぞれのグーチョキパー
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- 〜子どものできることを生かした教材〜
- 子ども生き生き・学習活動
- 【造形】空に絵を描こう!
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- 【音楽】見て・聴いてリズム表現をしよう
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- 【運動】ダイナミックストレッチを用いた運動模倣の実態把握
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- 【自立活動】「伝わる」よろこびを感じよう
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- 〜2種類のVOCAアプリの活用〜
- 不器用な子どもたちの身体の土台作り 全身の感覚と運動を育む (第14回)
- 全身を使って積み上げる【慎重遊び・身のこなし遊び】
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- 教室でできる〈プチ〉ビジョントレーニング (第8回)
- [今回のトレーニング]注目し視線を移動する力を育てる―その4―
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- 苦手さのある子も包み込むコミュニケーショントレーニング (第2回)
- 【獲得できる力】論理力
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- 〜考えをことばにするチカラを育てる〜
- Q&A悩み解決!知っておきたい指導のイロハ (第8回)
- 早すぎる課題設定は子どもの混乱を招く
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- 〜発達水準に合わない学習内容の繰り返しが、子どもにもらたすものとは〜
- 学級づくりのツボ☆教室環境・教室掲示のコツ (第2回)
- 【6・7月】月予定・週予定・その日の予定がわかる正面・側面掲示/行事の流れが一目でわかる工程表
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- ライブ講義で考える (第20回)
- (4)「特別支援教育あるある」の検証
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- 〜【検証2】「具体的ではあるが,現実的ではない支援」の提案が混乱を招く?〜
- 巡回相談Q&A (第20回)
- 実践的なケース会議を行う
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- 授業をみがく!学習指導案づくり (第20回)
- 生徒が主体的に音に関わるICTを活用した音楽科の授業
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- 〜「からだをうごかして音を鳴らそう」の実践〜
- コピーしてすぐに使える!らくらく書字ワーク (第2回)
- 持ち方を確かめ,確かな線を書く
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- 動作法の視点で見る!障害のある子が抱える困難への支援 (第14回)
- 緘黙の子どもへの支援
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- 編集後記
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編集後記
インクルーシブ教育システムの構築が求められている現在,特別支援教育においても各教科の指導内容をどのように改善していくかが求められています。
障害のある児童・生徒にとっては,そうでない子どもたちと比べると,系統的な指導を展開することに困難を抱えるケースも少なくありません。そこで,個々の実態に合わせて,各教科の指導内容等をふまえながら,個々のニーズに沿った指導を展開することが必要となります。
さて,これまで,教科の指導において,「国語」「算数(数学)」は,日常生活に生きる基礎的な力の育成として重視されてきました。その中で,国語の指導においては,人との関係を土台とした伝え合う力,コミュニケーション力を培うことが大切であると考えます。また,算数では,数の概念形成の初歩的な内容から社会生活に応用できる力の育成が大切であると考えます。
そうした重点をふまえて,これまでには,個に応じた指導の充実の視点から,集団における指導とともに,個別学習を組み合わせた指導を行うなどして,指導の効果を上げた実践例が多くみられています。
そこで,今号の特集では,国語,算数・数学の教科指導における集団指導の場面において,「個から集団へ」という観点ではなく,「集団の中における個への対応」という観点で,個のニーズに視点をあわせて,個々の実態把握から,具体的な指導の内容や指導の手立てを工夫した実践例を取り上げていただきたいと考えました。
今号が発売になるころ(5/21)は,新学期が始まり,授業も計画通り進みつつあるかと思います。そこで,改めて国語,算数・数学の教科の指導,特に集団における指導について,個のニーズから授業をつくり上げていくことの効果を,実践事例を通して考えたいと願いました。
/宮ア 英憲/村野 一臣
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- 明治図書